「うまか まかまか うまか亭」
このフレーズをメロディー付きで読んでしまうあなた、新潟県民ですね?
持ち帰り弁当チェーンの元祖(?)・ほっかほっか亭と同じ時期に広がったのと、冒頭のサウンドロゴ入りテレビCMが流れていたのとで、てっきり全国区なのかと思ってましたが、実は、うまか亭は新潟ローカルのお弁当屋さんなのだそうです。
「うまか亭燕本店」が存在しますし、現存する店舗も中越地方を中心に分布していますので、燕市発祥のフランチャイズなのか? ネットで検索してみたのですが、詳細は不明。よく分かりませんでした。
でも、言われてみれば確かに独特の「素朴感」「マイナー感」「地方感」がありますね、ほっともっとなどに比べると。定食屋さん的な要素もミックスされてる気がします。
最初の頃は、チェーン店ということでメニューやPOPなどのノウハウが統一されていたのが、だんだん縛りがゆるくなり、各店舗ごとの特色が出て、亜種的な進化を遂げていった感があります。
各店舗でそれぞれ日替わりサービスなどもやっているので、お店ごとの違いを見つけるのもうまか亭の楽しみ方の一つと思います。
さて、どんな新商品が出ようとも、テイクアウト弁当の中で最も存在感が大きいのは、誰が何と言おうと「のり弁」。
のり弁抜きではほか弁を語れないとすら思うのですが、昨今ののり弁については大きな肥満がございます。いえ、肥満もありありですが、大きな不満が一つございますです!
それは、のり弁に付いてくる調味料。「のり弁には、醤油でしょ?!」というのがわたくしの持論なのであります!!
しかし、なんでか知りませんが、最近はソースを付けるお店が多くないですか? ほっともっとをはじめとして‥‥。アレは許せません! 田原総一朗氏を司会にお招きして、朝まで徹底的に討論したい所存であります!
この議論、「のり弁の醤油はそもそも何にかけるべきなのか?」というところから始まるのかもしれません。だいたい以下の三つの派閥に別れるようです。
- 白身魚などのフライにかける派
- ちくわ磯辺揚げにかける派
- ご飯の海苔にかける派
これぞ後の世に言う「日本のり弁三大派閥」であった(嘘)。
そして、わたくしは大を肥えにして訴えたい! いえ、大に肥えているのは事実ですが、声を大にしてこう言いたいのであります!
醤油の染みたご飯に勝るものなし、と!!
炊きたてほかほかの白飯に、海苔とおかかをのせてコーティング、それらが蒸らされたところに醤油をかける。白身魚のフライにもちくわ磯辺揚げにも、醤油をかける。
揚げ物に「ろ過」されて風味の付いた醤油が、海苔おかかご飯という大地へ滴り落ち、浸透する。のり弁は、そこで初めて完成するのではないでしょうか?
つまり、風の谷のナウシカの腐海に近い構造ですね。これを「のり弁に於ける腐海の構造」とでも呼びましょう。
かたや、ソースの場合。ソースはフライありきの存在、あまりにも揚げ物の味付けに偏り過ぎてやいませんか? ソースに「のり弁の腐海構造」が可能ですか? そもそも、ソースは粒子が大きすぎて、海苔ご飯に透過しないんです!
そこらへんを、ほっともっとさんに「ほんとにもっと」考えてほしい! のり弁の調味料について再考していただきたい! のり弁の醍醐味は海苔と醤油のハーモニー、あの香ばしい「かほり」があってこそののり弁なのであります!!
あ、ついつい今日は感嘆符を使い過ぎました。とにかく、うまか亭の「のり弁に醤油」という姿勢には大きく共感し、シンパシーを感じます。
なお、次回があれば、「ピンク色に染まった漬物」について語り合いたい、と思っています (^^)
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:三条市林町2丁目17-48
ほんと、同感です。
2週間ほど前に家内が、のり弁が安売りだったと、ほっともっとののり弁が食卓に出たのですが、ソースが付属していて、え?なんでソース?と思いました。
ずーっと醤油が当たり前だと思っていましたし、白身フライも醤油派ですし、ソースが海苔とご飯にかかって食べるのはちょっと・・
選択できればいいのでしょうね。
フライも醤油が良い派です。衣にジワジワっと染みこむ感じが・・・たまりません。
醤油派に激しく1票っ!
磯部揚げ&コロッケかメンチカツなら、最高ですね~♪海苔弁=揚げ物+磯部揚げ+きんぴら+漬物が織り成す夏の終わりのハーモニーな訳で。そこに醤油を自分にあった適量を垂らすのが海苔弁当なのです。唯一無二、唯我独尊。ある意味おにぎらずの先駈けッス(笑)
のり弁と、おにぎらずの近似性は気が付きませんでした。そういえば、どこだったかのコンビニで「のり弁、丸ごとおにぎり」みたいなのを見たような気がします。