今回で4回目の登場となる、吉田の「侍元・魂」。けっこう行ってますね (^^)v
例の事件後、もしかしたらまた閉めちゃうのではと心配してましたが、変わらずに営業していて、少し安心。寺尾の本店も営業してたみたいですね。
今回は食べたことのないメニューにしてみようと、「しおらーめん」にしてみました。背脂なし、あっさりのほう。
一見するとデフォの「らーめん」と変わらないように見えますが、表面の油膜を少しよけると、やや白濁したスープをダイレクトに見ることができました。
侍元の「ショッパイ」という側面は、塩のほうが若干だけ緩和されてるような、されていないような (^^ゞ
麺は、かなりの細麺。あと、しおらーめんで特徴的なのは、「岩のり」がタップリ乗るのですね。岩のりラーメン、って趣。
岩のりって、近年の新潟では、ラーメンのトッピングとしてすっかりポピュラーになりましたね。
元祖かどうかは分かりませんが、「らーめん潤」さんが岩のりトッピングを広めた立役者であることは間違いないように思います。
でも、岩海苔って、冬の海の岩に張り付いてるのを命がけでそぎ落とすようにして、わずかな量しか採取できないはず。それなのに、1杯800円から900円くらいのラーメンの表面を覆い尽くしているのって、なんか違和感ありませんか?
値段を調べてみたら、島根県産の天然もの岩海苔は、2006年時点で20グラム7000円前後でした。今ではもっと高いのでは? これではラーメンの上にふんだんに乗せるわけには‥‥。
実は、岩のりは、コンクリートを沈めて大量に養殖・採取できる技術が確立して、安く大量に出回るようになったのだそうです。
養殖ものは、天然ものの約1/20の価格、20グラム300~400円でした(2006年調べ)。しかし、希少な天然ものと同じ「岩海苔」の表示で売られていたので、公正取引委員会が景品表示法違反(優良誤認)として規制をかけたのだそうです。
このため、現在では、海苔と呼ばれる食用藻類のうち、岩場に自生している天然のもの及びその加工品の総称が「岩海苔」、ということになっています。
一種類の海藻ではなくて、様々な種類の海藻が使われますが、「岩海苔」と名乗って販売できるのは天然ものだけ。そうなると、「岩のりラーメン」はこの名前でいいのか?という疑問は残りますが‥‥。
あら、また「明日から使える!お役立ちブログ」の使命を果たしてしまいました。これで、岩のり好きの方に街でばったり出会っても会話に困りませんね。‥‥使う機会、限られてる~♪
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:燕市吉田春日町6-20
追記:残念ながら、2017年7月に閉店となりました。