新津のがっつり肉料理店、JR荻川駅のほうにある「食事処 小箱」。
新津の肉料理店となると、JR新津駅のほうにある「箱岩」を思い浮かべる方も多いと思いますが、この2店は師弟関係で、小箱のマスターは箱岩で修行されたと聞いています。
箱つながりで、弟子筋の店名は控えめに「小箱」。ちょっとグッときます。大の字がついちゃうと、それだけで傲慢な印象ですが、小の字付きだとおしとやかというか、品がよくなる感じです。
外観は地味ですが、店内はちょっと洋風で、バー的なカウンターなんかもあって、広めの喫茶店とか、レストハウス風。
各種の定食や、チャーハンなどをラーメンと組み合わせたセットものが人気のようですが、やはり今日の気分は肉。お肉。ミート。
ミートでミーティング・イン・小箱。おひとり様だけど‥‥。てか、MeatとMeetでミート違いですけど。
ということで、とんかつ定食。
おおお! これはなかなかのトンカツ!!
ただものではないオーラを発しております。味もちゃんとしたお肉の味がします。
「ちゃんとしたお肉? じゃ~、ちゃんとしてないお肉って何?」
それは、成型肉や加工肉です。
くず肉(と言っては語弊がありますが、要はいろんな部位の切れ端)や内蔵肉などを、軟化剤で柔らかくして、結着剤で固めて、形状を整えた食肉です。
「インジェクション加工肉」ってのもそのひとつです。注射針みたいな機械で大量の牛脂を赤身に注入すると、固い赤身がジューシーで柔らかい霜降りに大変身! Xライダー!
いえ、ごまかしでなく、加工肉として正当に販売されてるのであれば、別に悪くはありません。「安くて、柔らかくて、うまい!」という、ありがたいことづくめです。
でも、「非加工の肉をリーズナブルに食べられるお店は、もっとありがたいなぁ~」と思うのです。筋切りとか、揚げ方とか、調理人の技術や仕事の手間を感じることができれば、さらに「拍手!」です。
とか書きましたが、実は小箱が「え?! うちは成型肉だけど、何か問題でも?」だったらどうしましょう。
まー、分からないようにするのも技術のうちか‥‥。いえいえ、小箱で使っているお肉は、成型肉ではないと思います!
お値段は、800円+ご飯大盛り100円=900円でした。とんかつ定食で千円を切るのって、嬉しいですね。
小鉢のもつ煮も美味しかったです。やはり肉系が強いお店なんだと思います。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:新潟市秋葉区中野3-20-38