宮内の豊(ゆたか)です。
店内には、お相撲さん関連グッズがオスプレイ、いや、ディスプレイされております。それもそのはず、こちらの店主は元・十両「豊富士」なのです。
ラーメンは、豪快で大味なちゃんこ的なやつかと思いきや、かなり繊細なお味。塩、白醤油、醤油、味噌、味噌辛の5種類で、それぞれ土俵入り、いや、背脂入りと背脂なしを選べます。
背脂入りのほうは、麺が太麺になるという凝りよう(と言っても中太麺くらいの太さらしいのですが、いつも背脂なしのほうをいただくので確認できてません)。
メニューの筆頭にきていることからして、推し麺は塩と察します。個人的にも「豊は塩の細麺のお店」という認識ですので、「塩拉麺」をオーダー。
脂身の多い大きなチャーシューから、力士らしい力強さを感じます。焦がしネギと、アオサかな? それがアクセントになって、独特の和風な存在感を出してます。
全体に、力相撲・押し相撲でなく、技能派・四つ相撲の業師(わざし)という感じの取口。いえ、ラーメンと思います。水入りにすると、いえ、背脂入りにすると、また変わってくるのかもしれませんが。
ちなみに、業師といえば、今一番の注目株、関西学院大学時代から「アクロバット相撲」で有名だった、宇良(うら)!
昨年大相撲入りしましたが、早速幕下を沸かしてましたね。十両昇進おめでとうございます!
得意技は、居反り(いぞり)。大相撲で決まれば20年ぶりとか50年ぶりとか言われる、幻の大技。「観てみたい!」と思わせる、久しぶりの日本人力士です。
ちなみに、宇良関の現在の体重は、私とドッコイドッコイ(笑)。どすこ~い、どすこい!
それはおいといて、豊。お支払いを済ませますと、アイスキャンディーを1本貰えます。
‥‥なんか、急に気持ちが幼少の頃に戻って、妙に嬉しい。
生姜醤油ラーメン文化圏の長岡において、稀有な存在のお店と思います。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:長岡市笹崎1-8-22
追記:2019年2月25日をもって閉店されたとのことです。残念無念。