燕市 橋本屋 日替わりランチ(野菜炒め定食) / 菊の花を食べるなんて、もってのほか?

燕市八王寺(子じゃないよ寺だよ)の、「橋本屋」。

橋本屋の外観(2016年11月)

先回の記事では三条の「はしもとや」にも触れましたが、こちら燕の橋本屋さんは、三条のはしもとやとは関係ないようです。

平日の日替わり定食がとてもお得なのですが、さすがに値上げして650円になってました。自分はご飯大盛りにしちゃうのでさらにプラス100円ですが、それでも安め。(気をつけ!)

この日の日替わりは「野菜炒め定食」。珍しく「そうだ。野菜、食べよ」と、JRのノリでチョイス。

野菜炒めの、炒め具合を確認。

野菜炒めのアップ

炒め過ぎず、食感も残しつつ。いい塩梅。

もやし多めで、肉はレバーのようですね。レバーもやし炒め定食のようなネーミングだったかもしれません。失念。失礼。

追記:どうやらレバニラ炒め定食だったみたいです。野菜炒めはこちらです。すいません。

ごはんの大盛り具合を確認。

大盛りライスのアップ

多すぎず、少なすぎず。いい塩梅。

ズームアウトして全体を確認。

橋本屋の日替わりランチ(野菜炒め、小鉢二つ、お新香、ライス大盛り)

脇を固めるのは小鉢二つと漬物。写ってないけどお味噌汁も付きます。

小鉢は、何かの天ぷらと、菊のおひたし。菊の花の紫が季節感あって、いい感じですね(例によって半年前、2016年秋の話ですので‥‥)。

しかし、「菊の花を食べる」って、なかなかすごい発想。誰が最初に思いついたのかしら?

‥‥え?! 「そんな野暮なことをキクな」って? まあいいじゃないすか。

菊そのものは、古代より中国で延命長寿の花として菊茶・菊花酒、漢方薬として飲まれていた。その中でも食用菊は、苦味が少なく花弁を大きく品種改良された種。奈良時代に、日本で現在でも食用菊として栽培されている「延命楽(もってのほか・カキノモト)」が中国から伝来した。(Wkipedia「食用菊」より)

ほほー。9月9日は「重陽の節句」で、「菊の節句」ともいいまして、菊の花を浮かべた「菊酒」を飲む風習があったのだそうです。

民間で菊の花が食べられるようになったのは江戸時代からで、松尾芭蕉はこんな俳句を詠んだそうです。

蝶も来て酢を吸ふ菊の鱠哉

ちょうもきて すをすうきくの なますかな。

実際に蝶が来たわけではなくて、「ちょうちょも酢を吸いに来たくなる、それくらい美味しい菊なます(菊の酢の物)ですね」ということで、もてなしに対するお礼の句なのだそうです。

新潟では食用菊といえば紫色ですが、芭蕉が食べた菊って何色だったのかな?

新潟の紫のはWikipediaにも書いてあるように「延命楽」という品種で、これは新潟では「かきのもと」ですが、山形では「もってのほか」と呼ばれます。確かに、菊の花を食べるなんて「もってのほか」?(笑)

ちなみに、刺身の上に乗ってるいわゆる「たんぽぽ」。あれも黄色い食用菊で、解毒作用があるそうですよ。残さず食べましょうw

ごちそうさまでした。。。

お店の住所:燕市八王寺695-5

投稿者:ユキヒロック

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