燕市八王寺(子じゃないよ寺だよ)の、「橋本屋」。
先回の記事では三条の「はしもとや」にも触れましたが、こちら燕の橋本屋さんは、三条のはしもとやとは関係ないようです。
平日の日替わり定食がとてもお得なのですが、さすがに値上げして650円になってました。自分はご飯大盛りにしちゃうのでさらにプラス100円ですが、それでも安め。(気をつけ!)
この日の日替わりは「野菜炒め定食」。珍しく「そうだ。野菜、食べよ」と、JRのノリでチョイス。
野菜炒めの、炒め具合を確認。
炒め過ぎず、食感も残しつつ。いい塩梅。
もやし多めで、肉はレバーのようですね。レバーもやし炒め定食のようなネーミングだったかもしれません。失念。失礼。
追記:どうやらレバニラ炒め定食だったみたいです。野菜炒めはこちらです。すいません。
ごはんの大盛り具合を確認。
多すぎず、少なすぎず。いい塩梅。
ズームアウトして全体を確認。
脇を固めるのは小鉢二つと漬物。写ってないけどお味噌汁も付きます。
小鉢は、何かの天ぷらと、菊のおひたし。菊の花の紫が季節感あって、いい感じですね(例によって半年前、2016年秋の話ですので‥‥)。
しかし、「菊の花を食べる」って、なかなかすごい発想。誰が最初に思いついたのかしら?
‥‥え?! 「そんな野暮なことをキクな」って? まあいいじゃないすか。
菊そのものは、古代より中国で延命長寿の花として菊茶・菊花酒、漢方薬として飲まれていた。その中でも食用菊は、苦味が少なく花弁を大きく品種改良された種。奈良時代に、日本で現在でも食用菊として栽培されている「延命楽(もってのほか・カキノモト)」が中国から伝来した。(Wkipedia「食用菊」より)
ほほー。9月9日は「重陽の節句」で、「菊の節句」ともいいまして、菊の花を浮かべた「菊酒」を飲む風習があったのだそうです。
民間で菊の花が食べられるようになったのは江戸時代からで、松尾芭蕉はこんな俳句を詠んだそうです。
蝶も来て酢を吸ふ菊の鱠哉
ちょうもきて すをすうきくの なますかな。
実際に蝶が来たわけではなくて、「ちょうちょも酢を吸いに来たくなる、それくらい美味しい菊なます(菊の酢の物)ですね」ということで、もてなしに対するお礼の句なのだそうです。
新潟では食用菊といえば紫色ですが、芭蕉が食べた菊って何色だったのかな?
新潟の紫のはWikipediaにも書いてあるように「延命楽」という品種で、これは新潟では「かきのもと」ですが、山形では「もってのほか」と呼ばれます。確かに、菊の花を食べるなんて「もってのほか」?(笑)
ちなみに、刺身の上に乗ってるいわゆる「たんぽぽ」。あれも黄色い食用菊で、解毒作用があるそうですよ。残さず食べましょうw
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:燕市八王寺695-5