新潟市南区 さんぷく カツ丼 / ドンブリのフタを開けると、そこはカツ丼だった。

白根の国道8号沿いにある、「さんぷく」。

いい意味でドライブインっぽさの残る、「美味い! 早い! 安い!」で、なかなかボリューミーなお店。お客さんがよく入っています。

幅広く、オールマイティーなメニュー構成です。もつ煮込み定食とか、野菜炒め定食とか、定食ものが強いようです。

何を頼んでも外れはありませんが、今回は「カツ丼」の大盛り。

さんぷくのカツ丼(蓋を開ける前、味噌汁お新香付き)

フタ付きです。好みのタイプです。

開けます。

さんぷくのカツ丼は卵とじタイプ、飾りは青のり

ドンブリのフタを開けると、そこはカツ丼だった。川端康成ふう。

てか、「そこは」を入れちゃいけないんですってね。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」が正しいらしいです。

青海苔でお化粧して、タマネギたっぷり。甘じょっぱいタレも、昭和な懐かしい味わい。

カテゴリーとしてはアダムスキー型で、このコンモリ感が嬉しい。「いっぱい食べてってね!」という気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

ちなみに、「さんぷく」って漢字で書くとどうなるんでしょう? 「三福」かな?

店名とは関係ないのかも知れませんが、「三福」を調べてみると、

仏語。福徳をもたらす3種の善行。観無量寿経に説く、世間の道徳を守る世福、戒律を守る戒福、大乗の自利利他の善根を行う行福。

ってのが出てきました(デジタル大辞林「三福」)。

仏語はボンジュールじゃないほうで、仏教の用語ってことですね。

観無量寿経というのは浄土三部経の一つだそうで、「三福」も浄土教で使われる言葉ってことになるみたいです。なまんだぶなまんだぶ。

ですが、俗世間では阿弥陀様とは関係なく、福の字の付く言葉を三つまとめて「三福」って言い方もするようです。

大辞林のリンクには日本酒の名前としても挙げられてますが、これは仏語の三福とはまったく関係なし。

あと、高尾山の名物で「三福だんご」ってのがあるみたいですが、これは「みつふく」と読んで、「大福」「幸福」「裕福」の意味なのだそうです。

仏語の三福もありがたいですが、お腹の膨れる三福もありがたい。ありがたやありがたや。

ごちそうさまでした。。。

お店の住所:新潟市南区戸頭4139

追記:2016年に店じまいされ、現在は山水らーめんになっています。

投稿者:ユキヒロック

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