新潟市中央区 だるまや女池店 だるまラーメン / 一時代を築いた功績を讃えたい。

年が明けてから、蕎麦、八幡(自分の中では神社)、達磨と、縁起物づくしの記事になっておりますね。偶然ですが年末年始っぽい。

D系・だるまや系などと呼ばれる、だるまやグループ。だるまや女池店は、その総本山的なお店でした。

「でした」と過去形にしたのは、経営者が替わって多くの店長や従業員が独立してしまい、現在は実質的に別のお店になっているようだからです。

メニューには大きな変化はないと思うのですが、そんなことを聞いてから食べると味が変わったような気もします。味覚というのはあいまいなもので、気分的なものに大きく左右されますね。計り知れないほどに。

だるまや女池店の「だるまラーメン」

「だるまラーメン」は、モチモチした中太麺に魚介豚骨の背脂醤油ラーメン。チャーハンもいい感じなので、一緒にチャーハンセットを頼むことも多いです。

新潟で背脂ラーメンといえば燕市をはじめとした県央地域が思い浮かぶわけですが、私はだるまやの背脂は燕の影響ではなく、東京の環七土佐っこラーメン系の流れではないかと推測しております。

タップリのもやしトッピングが特徴的。こってり背脂にさっぱりモヤシという組み合わせは、だるまやのお家芸と言えるかも。

追加の「もやしトッピング」もあって、100円くらいだったかな? 別皿に出てくるのですが、麺大盛りよりもいいかも。おすすめです。

あと、「花びら盛り」の薄切りャーシューも特徴ですね。

実は私、基本的にチャーシューメンを頼まない男でして、だるまやの花びら盛りにもあまり魅力を感じないのです。でも、インパクトある見た目ですし、「せっかくなのでチャーシューメン」もありだと思います。

だるまやグループの大きな功績は、関東の人気店のトレンドを新潟にどんどん持ち込んでくれたことでしょう。田舎者にはいつも刺激的で、だるまやグループがなかったらこれだけのラーメンブームになり得なかったかもしれません。

「だるまやグループに表彰状か何か渡したほうがいいかな?」
「いや、表彰状よりもっと重みがあるのがええんちゃう?」

「じゃあ、トロフィーとか?」
「それは大袈裟やな」

「じゃあ、メダルとか?」
「せや、メダルや! メダルまや! だるまや!」

‥‥無理あり!

ひとつの時代が終わり、そこから派生したお店がまた新しい時代を作っていく。それを楽しめる喜び、素直に感じたいものです。

ごちそうさまでした。。。

お店の住所:新潟市中央区女池神明1-1608-1

投稿者:ユキヒロック

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  1. yukihi69様、明けましておめでとうございます。
    今年も宜しくお願い申し上げます。
    ひと昔前になりますが、環七沿いにあった土佐っ子を中心とした背脂ラーメンがブームになった時期がありましたよね。
    確かにだるまやラーメンはその影響を強く受けたラーメンかと思われます。
    私が初めてだるまやラーメンを口にした時は、燕の中華そばに似ているけど何かが違うだよなぁ… って感じながら食していたのを覚えています。
    それから万人屋、吉相などなど、だるまやの流れを汲む店舗があちこちに出来ましたよね。
    商工リサーチの発表によると起業した事業が10年間生き残れた事業所は全体の17.4%、更に30年となると僅か6.2%だそうです。
    飲食店はもっと低いんでしょうねぇ。
    昨今のラーメンブームに乗って新店舗を開店させる事業主も多いですが、反面それ以上に閉店して行く店舗も多いのが現実ですね。
    私にとってラーメンとは気軽に食べれて、しかも安いというのが身上だと思っていますので、最近の高級素材にこだわり過ぎて1杯の値段が高過ぎるラーメンや、奇をてらうようなメニューが多過ぎるなど、近年のラーメン屋は敷居が高くなって困ります。
    ラーメンの値段が食堂メニューの王様カツ丼を超えるなんていうのは私の中では有り得ません。
    昔は燕市大曲の栄屋食堂の中華そばがごちそうだったんですけどねぇ(笑)

    1. 本年もよろしくお願いいたします。10年で17.4%は驚愕ですね。昔は骨とかくず野菜とか、捨てられてしまうような部材を上手に使った料理がラーメンで、安くて簡単で、でも自宅ではなかなか作れない庶民の味方・・・暖かくお腹を満たしてくれた「ごちそう」だった時代。
      今は飽食の時代なんて言われてから久しく、ファストフード全盛期があって、美味しい料理がどこでも誰でも簡単に安く食べられる時代に対抗するには、ラーメンも高級料理化して行かないとお客さんの舌を満足できなくなったんだと思います。
      割の合わない商売と思いますが、それでも頑張ってられる方々は、ラーメンに信念と情熱をもっていて、そういうお店に出会えると嬉しくなっちゃいますね。大それたことを思ってる訳ではないのですが、少しでも応援したい気持ちもあって自分はブログを書いてるのかも知れません。

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