ユキヒロックの3分クッキング / 林(リン)さん式・ユキヒアレンジのカレーチャーハン。

椎名誠さんのスーパーエッセイ、「あやしい探検隊」シリーズ。

東ケト会(いやはや隊)のキャンプを描いたエッセイですが、そこに「林さんチャーハン」(リンさんちゃーはん)という料理が出てきます。

私、なんと!? 映画でそれを観たことがあるんです。

椎名さん監督の「遠灘鮫腹海岸」(とおのなださめはらかいがん)という映画があります。オムニバス「しずかなあやしい午後に」の一編です。

ロケ地が寺泊だったので、寺泊文化会館で映画の完成を記念した凱旋上映会が行われたのですが、そこで同時上映されたのが、林さんチャーハンの作り方的な映画。

実は、遠灘鮫腹海岸は、いやはや隊の料理担当である林政明さん(リンさん)を主役にした映画「林さんチャーハンの秘密」を撮影しよう、という企画から発展したのだそうです。

つまり、凱旋上映会で私が見たのは、言うなれば「真劇場版・林さんチャーハンの秘密」だったわけです(笑)。

ですので、私、林さんチャーハンの秘密を確実に習得した「林さんチャーハンマスター」である、と自負しております。

でも、よく作るのは少しアレンジを加えた一品。人呼んで、「林さん式・ユキヒアレンジのカレーチャーハン」。

林さん式・ユキヒアレンジのカレーチャーハン

用意するもの

  • 冷やごはん
  • 卵2個
  • 長ねぎ(みじん切りにしておきます)
  • 日本酒(ワンカップならさらに良し、余ったらクッと呑めるから)
  • カレールー(1ブロック程度、細かく刻んでおきます)

作り方

  1. フライパンにサラダ油をひいて、煙が上がるまでよーく熱する。
  2. 卵2個を割り入れ、かき混ぜながら炒める(炒り卵状になるまで)。
  3. 冷やごはん投入。
  4. 日本酒投入、ご飯をほぐしながら炒める。
  5. カレールー投入。
  6. 塩で味を整える。
  7. 火を止めて、長ネギを投入したらできあがり。

長ネギは、一番最初に入れる人もいますが、それだと炒めてるうちに焦げて苦くなったりしますので、最後に火を止めてから入れます。混ぜずに上からパラパラとかけても可です。

本家・林さんチャーハンとの違いは、味付け。本家はシンプルな塩味の蛋炒飯ですが、ユキヒアレンジはカレー風味です。

それと、本家は卵1個だったと思いますが、ユキヒアレンジでは2個使います。これは自分の経験に基づくもので、こちらのほうが上手にできるのです。

卵は、よく炒めてから冷やごはんを投入します。こうしたほうが、半熟の状態で入れるよりも最終的にパラパラに仕上がります。

卵の入れ方では、一時期、「先混ぜ方式」が世間を席巻しましたよね。ご飯と卵を先に混ぜておく、卵かけご飯を炒めるようなやり方ですが、これには強く異論がございますです。

先混ぜ方式では、ご飯が溶き卵で一粒一粒コーティングされるので、一見すると確かに「パラパラ感」はあるように感じます。

ですが、あの食感は「パラパラ」でなく、「ボソボソ」だと思うのです。

パラパラチャーハンでなく、ボソボソチャーハンじゃあーりませんか!! ボソボソでいいんですか? 本当にいいんですかボソボソで?

ノー、ボソ! ボソイズオーバー! リメンバーボソォォォォォーーーーー!!

先混ぜしなくても、リンさん式にお酒を入れてご飯をほぐせばパラパラになりますし、香りづけにもなります。あと、お酒の代わりにサラダ油をほぐし役として使う「追いサラダ油」もアリかもしれないと最近気づきました。量に注意しないとですが‥‥。

でも実は、本来の林さんチャーハンはキャンプ料理。「野外にて焚き火で作る」というのが真の姿なので、ユキヒアレンジはインドアな時点で‥‥アウトォォォォォ!!

お好みで、カレーチャーハンの上にケチャップで “LOVE” とか書いちゃってもよし!

林さん式・ユキヒアレンジのカレーチャーハン、仕上げのケチャップ

‥‥でも、恥ずかしいのでグルグル模様。

さぁ~、めしあがれ。。。

投稿者:ユキヒロック

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