徹底討論・朝まで生のり弁。「のり弁の調味料は醤油か?ソースか?」
弁当界の王者・ほっともっとを盟主とするソース穏健派は、店舗数で反対勢力を圧倒。一方、醤油強硬派は「のり弁に於ける腐海構造」論を構築し、世の人々に自らの正しさを訴えた。というのが、前回のあらすじ。
ソースと醤油の一騎打ちの様相を見せる、のり弁調味料界。そんな中、新勢力がスーパーマルセン荒町店で名乗りを上げた。
その名は、西洋からの使者「タルタルソース」。黒船来航、一大事件。たつた四杯で夜も眠れず。
なるほど! 確かに、のり弁のおかずにおいて、「白身魚のフライ」は今や押しも押されぬスーパースター。タルタルソース、アリですね。
「タルタル」というちょっとしたひと工夫で、簡単洋食エッセンス♪ ワンランク上の南仏コーデのできあがり。賢い主婦のおシャレのり弁路線。
しかし、ほっともっとののり弁に付属する調味料を、今一度よく調べてみたところ‥‥。実は、ウスターソースっぽい、♪さ~らりとしたソース、だったのだ!
その時、歴史が動いた!?
醤油強硬派とソース穏健派の間をぬらりくらりと行き来する、一人の浪人。
「醤油と中農ソースの間には、『ウスターソース』があるぜよ!」
その男は両派の同盟計画をぶち上げる。苦難の末、ようやく両派に和解の兆しが見えつつあった。
彼の名は、坂本 “ウスターソース” 竜馬。そう、この計画こそ、後に言う「のり弁薩長同盟」である。
強大な武力を背景としたタルタルソースから、開国を強く迫られる海苔幕府。二大派閥の同盟により「のり弁の夜明け」は近づいた。どうする勝海舟?! どうなる新撰組?!
次回、「無血開城」の章。ご期待ください!
(何故に幕末? 何故に勤皇の志士? よくわからないけどドキドキしてきた)
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:三条市荒町2丁目1-26