新潟市秋葉区 東花食堂 ラーメン / 日本一まずいラーメン王に、拝謁を賜る。

新津の、と言いますか、駅だと古津のほう。「日本一まずいラーメン王」として有名なこのお店。

森川医院です（笑）。

いえ違います、東花食堂です！　お店のたたずまいに、凛とした、孤高の風格さえ感じます。

そのまま目線を下に移動いたしますと‥‥

陽あたりの良い南側で、不思議な「何か」が干されていました。

時は2016年3月末。キノコにしては、季節が違うような?!

何かの皮らしきモノだったのですが、ヘタレなので近づいて確認する勇気もなく‥‥。見なかった、ってことに (^^ゞ

東花食堂の入り口はこちら。のれんにご注目ください。

手書きですよ手書き。のれんとか看板とかが手書きのお店‥‥ドキドキしますよね。今までの経験上、かなりの高い確率で「ヤバめ」です。

悪い予感がします。しかし、ここまで来たら食べずに帰るわけにはいきません！

当たらなければいいなぁ～、と思いつつ、「えいや！」っとイン。

店内には植木（？）の鉢がいっぱい。

壁には、メニューの札と一緒に、タレントさんのサイン色紙や、テレビなどの取材を受けた時の写真が飾られています。

そして、カウンター（だったと思われる場所）の上にはお寿司屋さんの「ネタケース」。

おそらくインテリアの8割くらいが不要なものではないか、という‥‥。いえ、ド素人には計り知れない高度な計算と完璧なバランスをもって配置されてるのだと思われます。

入り口に一番近いテーブル席に座ります。

お冷やと一緒に、「いかったら食うかね？」とリンゴをいただきました。（ちなみに「いかったら」は新潟弁で「よかったら」の意です。「怒ったら」ではございませんｗ）

えええ？　‥‥あ、もしかして！　外に干してあったのって、このリンゴの皮じゃないよね？　ないよね？　ないよね～？

事ここに至っては、開き直って、根性出して、これをコールするしかあるまい！

「ラーメン大盛り！」

しかし、このシチュで大盛りとは勇気あるよねぇ～？　我ながら (^_^;)

しばらくして出てきたラーメンがこちら。

チャーシューがなかなか凄い。意外な迫力で、「肉いあンちくしょう」という感じ。たまたまなのか？　角煮ふうの部分も乗ってました。

醤油の色濃いめ、味しょっぱめ。ですが、しっかりと出汁の出た、食堂らしいラーメン。なかなか誠実さの感じられる良いラーメンで、逆に驚き（失礼な）。

あ！　そういや、あののれんには！

写真だと分かりにくいですが、よく見直しますと、「日本一　まずい　ラーメン王」の反対側（向かって右側）に、「世界一　うまい　らーめん」と書いてあるのです。

そっか、早合点でしたよ皆さん！　結果、日本一まずいラーメンを食べに来たのに、世界一うまいラーメンをいただくことができました。

これは、マインドコントロールと言いますか、いわゆるひとつのメンタリズム？

のれんで「日本一まずい」と謙遜することにより、期待値がマイナスからスタート。しかし、食べた後に「世界一うまい！」となるわけですから、振り幅が倍増。

「倍率ドン、さらに倍」の大橋巨泉式・クイズダービー式に顧客満足度が上がるしくみ。印象を巧みにしたたかに操っております。

まー、もちろん日本一も世界一もネタなんですが、「全然まずくないじゃん♪」とハッピーエンドでお店を出ることができて、最終的には得した気分まで味わえる‥‥というのは凄い！

ごちそうさまでした。。。

お店の住所：新潟市秋葉区東島5-1