和風カフェというか、居酒屋というか、一品料理屋というか、なかなかエキゾチックな、こだわり満載の隠れ家。
それがこちら、「ダウンタイムカフェ」。
新大橋たもと(っても本寺小路側でなく嵐南側)の、とてつもなくカッコいいお店です。あまり人には教えたくないけど、知ってほしいとも思う‥‥揺れるオジサン心。
店主はニューヨークに住んでいたこともあったと聞きましたが、決して飾らず、でもひとつひとつのセンスは抜群。実に渋い。
まず、ビール。置いてあるのは赤星ことサッポロラガービールとキリンのハートランドのみ、つまり瓶ビールオンリー。いいですねぇ~、美味いですねぇ~♪
ワインも安いけど美味いのを厳選。この日飲んだのは、カスティッロ(カスティージョ)・サン・シモンの赤。500円以下なのに‥‥うみゃい! 超クール!
お料理はこんな感じでした。
そしてそして、こちらのお店の何がすごいって、アナログレコードのコレクション! 3千枚収蔵!
それも単にアナログ盤というだけではなく、実はすべてファーストプレスなのだそうです。
ファーストプレスは、本で言う初版ですよね。おそらく、軽く家が建つくらいのお値段じゃないでしょうか?
どれほど高級なオーディオを揃えたところで、結局は中身。レコード自体が良くなければ意味がない!と気がついた、と言う店主。
たしかに初版のレコードは良い音に決まってるのです、原盤に近いですから。まったく同一のものをコピーできるデジタルメディアと違い、アナログレコードはプレスの回数を重ねるほど音が劣化します。
真空管アンプとスピーカーはハードオフで買ったジャンク品とのことでしたが、マイルス・デイヴィスのレコード、もちろんファーストプレスのをかけてもらったら、ビックリ!
「‥‥え?! これ、すぐそこで吹いてますよねマイルスが?」
もうね、隣で吹いて貰ってる感じ。生音感、ハンパなし!
隣にマイルス、ファーストプレスのド迫力。ぜひぜひご体験いただきたいです。
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:三条市北新保1-13-8
追記:残念ながら閉店されました。