新潟市西蒲区、旧・巻町の各商店街が統一されて発足したまき鯛車商店街、そのイベントスペースがまちなか交流館「囲炉裏」です。巻本町通りと駅前通りの交差点にあります。
囲炉裏は音楽ライブの会場としても利用されていて、ときどき自分たちも出させてもらうのですが、商店街の皆さんにはいつも良くしていただき、たいへん感謝しております。
で、今回のお話は、そのライブに出店されていた飲食ブースで購入したコレ。
「ほほう、焼きそばパンですか。炭水化物祭り、よろしいですなぁ」
(誰だよ)いえ、焼きそばパンじゃないです。「カリーナパン」です。
「はて、カリーナ‥‥。足のいいやつ? 決まってるね、千葉ちゃん?」
古ッ!
こちらのカリーナはトヨタの車でなく巻のローカルフード。まき鯛車商店街のサイトに「帰ってきたカリーナ」というスペシャルサイトがありますので、そこから引用させていただきます。
~カリーナとは?~
焼きそばにカレーミートソースをかけ、紅ショウガをトッピングした料理。
新潟市巻地区を中心に、多いときで新潟県内外に53店舗あった“ラーメンタカノ”の定番人気メニューとして販売されていました。
「ははあ、アレですな。『なぽりたん』という奴でしょう? 新潟のB級グルメ」
それはイタリアン、みかづきとフレンドの! これはラーメンタカノのカリーナだっちゅーの!(古っ) もうええわ!!
「焼きそばにミートソースをかける」という共通点はありますが、イタリアンのは普通のミートソースで、カリーナのはカレー味(最近のイタリアンはカレーかけたのもあるけど)。麺の太さも違うし、別のものです。
帰ってきたカリーナによりますと、巻のラーメンタカノは「新潟で味噌ラーメンを提供したお店の先駆け的存在」。県内外にフランチャイズを多数展開していたのだそうですが、現在は全て閉店しています。
ネットで調べてみると、山形に1軒だけ残っていたお店も残念ながら2012年に閉店されたようです(へどろん様のサイト「永遠のラーメンタカノ」「ラーメンタカノを探せ!」を参考にしました。リンク先もぜひご覧ください)。
カリーナが巻町を中心に人気を博したのは、昭和40~60年代のこと。現在のカリーナは、それをご当地グルメとして復活させたもの。
ラーメンタカノを運営していたのは新潟市江南区にあるタカノ食品株式会社で、カリーナを復刻するにあたってはタカノ食品の許可・協力を得た、とのことです。
最近いただいた復刻版カリーナはこんな感じ。
現在のカリーナは複数のお店で提供されていて(帰ってきたカリーナにマップもあります)、これは「わんもあ亭」のです。みかづきやフレンドの出店範囲にお住まいの方なら、イタリアンとの違いが分かると思います。
しかし、今回いただいたのはカリーナそのものではなく、「カリーナパン」。
ということで感想は‥‥えーっと、「カレー味の焼そばパン」、でした(笑)。
いえ、ディスってるのではなく、普通に美味しかったです。カレーパンも焼きそばパンも美味しいわけですし、そりゃーカリーナパンも美味しいよね 。へへへ (^^ゞ
どうせならカレーは本来のカリーナみたいに上からかけたほうがよかったかもですが、こちらはパンですし、汁っぽさ回避・食べやすさなど考慮しますと、このスタイルで正解かと。
ちなみに、ラーメンタカノの「真・カリーナ」については、残念ながら当時食べたことがなく、なんとも言えません。が、巻地区には仕事やライブで来ることが結構あるので、その時にでもカリーナ巡りをしてみたいと思っています。
ごちそうさまでした。。
2017年3月25日追記:わんもあ亭の記事も書きました。