「相馬の麺処 伊織」は、福島県の相馬から避難されてきた方が、長岡で開いたお店。
ということで、とても応援したい気持ちいっぱいで訪問いたしました。北陸自動車道長岡IC近く、驚安の殿堂ことドン・キホーテ長岡インター店のほう、ってホーテ (^_^;)
華やかなのぼり。時期的に（2016年夏のことなのです）、ざるそば、ざるうどんに、生ビールも。店内のメニューを見ると、カツ丼などのご飯ものや、おつまみ系も充実してました。
さて先日、拙者が会得した忍法のことを書いたでござるが、実はもうひとつ、忍法「お店は何を食べさせたいかを瞬時に把握する術」というのも使えるのでござるよ。
この術を使うと、たちどころにお店のイチ推しが分かるのでござるニンニン。そして、導かれた答えはニンニン。
「塩中華そば」だったのでござるよ、ニンニン♪
メニューのラーメンの部を見ると、デフォの中華そばに続いて塩中華そばがあって、「塩ラーメン」としてもいいのにわざわざ「塩中華そば」になってて、「スープの旨みを堪能してください」の効能書き。そこに拙者、ピンッ！ときたでござるニンニン。
（忍法でもなんでもねーじゃん！ メニュー読んだだけやん！）
感想はというと、「ちゃんとした一杯」。結構、好みです。
卵が半熟とか煮玉子でなく、しっかりと「固ゆで」なところにも実直さをうかがえます。実はゆで玉子ウエルカム派な、昭和生まれの者です。
塩ラーメンといえば、この前、バンドのライブの打ち上げで、このブログを読んでくれているというバンド麺と、いえ、バンドメンとお話する機会がありました。
「ラーメンは醤油か味噌しか頼まないんですよねぇ～」って話になって、「塩やつけ麺って、なんか損した気分なんです！」ということで。
激しく賛同。「確かに。そういう気持ち‥‥とても分かります!!」でした。
自分は数年前まで「つけ麺はラーメンの仲間に入れてあげない！」と公言していたのですが、よくよく考えるとそれも「損した気分」だったからだ、と気づきました。目からウロコ、鼻から牛乳 (^^ゞ
でも、「究極の塩」とか、「至高の塩」とか、「塩王に!!! 俺はなる!!!!」みたいなラーメンがあったなら、やはりそれは食べてみたい。見つけてみたい、出逢ってみたいのです。
つまり、「損するかも」という予測と、「究極かも」という期待と、同時に抱いてオーダーされるのが塩ラーメン。否が応でもハードルは高くなり、その意味でハンデを背負ってる、いや、背負わされてるとも思うのです。
スタートから不利になってしまう塩ラーメンですが、伊織のは「ちゃんとした感」にとても好感を持てました。
そして、わざわざ忍法まで使ったのに、最終的に「次回はカツ丼も良さそう～」という結論も持ちつつ、持たれつつ‥‥。
ごちそうさまでした。。。
お店の住所：長岡市南七日町73-8
追記：残念ながら、2017年3月で閉店されたそうです。
