或る日、見慣れないものが食卓に上つていた。嫁が言ふには「もらつた」のださうだ。
「‥‥ゴジラみたい」
ってのが、ファーストコンタクトの印象。
見た目はシン・ゴジラですが、名前はなんでしょ、これ? 君の菜は? ‥‥あ、「名」でしたね。2016年のヒット映画シリーズ (^_^;)
いただきものではありますが、何も知らずに口にするには少々勇気のいるビジュアルなので、調べてみました。君の名は?
ロマネスコ(伊: Broccolo Romanesco)はアブラナ科アブラナ属の一年生植物。カリフラワーの一種である。フラクタル形態のつぼみが特徴の野菜である。(Wikipedia「ロマネスコ」)
名前は「ローマのブロッコリー」の意味で、でもカリフラワーの一種なのだそうです。
茹でてマヨネーズをつけて食べましたが、味はカリフラワーに近くて、食感はブロッコリーに近い、という印象。
自分はどちらも好きなほうの野菜なので、美味しくいただくことができました。ほんと、中間の味って感じ。
ちなみに、アラフォー以上の世代の方だと、カリフラワーとブロッコリーではブロッコリーのほうが新しい感じですよね?
でも、歴史が古いのは実はブロッコリーのほうで、古代ローマの頃から食用にされていたのだそうです。痛むのが早いので、日本では常温でも保存できるカリフラワーのほうが先に普及した、ということみたいです。
どちらも同じ原種(ヤセイカンラン)から作られた野菜で、16世紀にこの二つをかけ合わせて作られたのがロマネスコ、という説もあるそうです(諸説あるみたい)。
が、ロマネスコが日本で流通するようになったのは最近のこと。そのせいか、色々な名前で販売されてます。例えば、「カリッコリー」「カリブロ」。これは中間ぽいってことですね。
「やりがい君」。これは見た目からで、確かにサザエっぽい。もう一つ見た目で、「ドラゴンスパイラル」。‥‥結局怪獣か! ゴジラか!
見た目は多肉植物っぽくもあるので、何かおしゃれで目を引く料理を作りたい時とかに使えそうですね。
ごちそうさまでした。。。