JR越後線・出雲崎駅から徒歩3分、踏切そばの「菊水」。
知る人ぞ汁、‥‥いえ、知る人ぞ知る食堂? てか、お蕎麦屋さん? 国道352号沿いで、402号を流しながら釣りをした帰り道、116号へ抜ける時に寄ることが多いかもです。
通りを挟んでお店の向かいに駐車場がございます。ネット上では「味の店 菊水」だったり「お食事処 菊水」だったりしますが、駐車場の看板は「菊水食堂」となっております。
そばうどんに加えてラーメン類もあって、素朴な優しい味の「中華そば」は、豚バラ肉なチャーシューが旨し!
こういう昔ながらの食堂って、質の良い肉を使ってることが多いと思います。おそらく、仕入れ業者との長い付き合いで信頼関係ができているのでしょうね。
ならばこれも絶対美味いでしょう、てことで「カツ丼」です。並と上があるのですが、まずは並から。ってか、大盛りにしたいから並で我慢。痩せ我慢ならぬ、並み我慢。
卵の、ちょうどいいかたさのとじ具合が素敵。グリーンピースでなく、かまぼこが散らしてあるとこも可愛らしい。器は蕎麦の丼。
カツはというと、読み通りでした。良いです。やはり美味しいお肉を使ってました。
こちらでは以前、地元の方に「肉うどん」をオススメされて食べたことがあるのですが、その時と同じ。肉の良さに、ペペペっときました(そこはピピピっとやろ!)。
ちなみに冒頭の写真、のれんと看板にご注目ください。「おそむ゛」って書いてありますよね? 「おそむ゛」って、何だ?!
「それはな、変体仮名(へんたいがな)というやつじゃ!」
あ、あなたは?
「通りすがりの老人じゃ。ひらがなというのはな、実は同じ音で複数の字体が使われることもあったんじゃよ。元が漢字の草書体じゃから、どの漢字を崩して使ってるかで字体も変わるというわけじゃ」
へぇー。
「ひらがなの字体は明治政府が定めたことで統一されたんじゃが、その際に採用されなかった字体を変体仮名と呼ぶのじゃ。変な字体の平仮名、ということじゃよ。ではサラバじゃ!」
なるほど! 「変態かな?」じゃなくてよかった!
「む」みたいなのは実は「は」の変体仮名で、「者」を崩した文字。それに濁点を打ったのが「む゛」で、つまり「おそむ゛」=「おそば」と読むようです。
入口向かって左のケースの上に書いてあるのも変体仮名で、たぶん「きそば」(生蕎麦)と読むのだと思います。普通の「そ」は「曽」を崩した字体だそうですが、この場合は「楚」を崩したやつみたい。
「名代」とかもそうですが、蕎麦屋さんの周辺は、人前でなるべく声に出して読みたくない日本語がいっぱいですね。今までは見て見ぬフリをしてきました、いい年こいて間違うと恥ずかしいし。
でも、恥ずかしいって意味では「変態かな?」のほうが合ってるのかも? ちなみに名代の読みはこちら → なだい (クリックまたはドラッグで表示)
お話を菊水に戻しますと、のれんからすると本来はやはり蕎麦屋さんなのかもです。今はおばあちゃんと息子さんがやってるようで、そのせいもあってか蕎麦屋感はあまりないのですが、もりそばとかも一度きちんと食べてみたいです。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:三島郡出雲崎町川西48
大盛り様、お疲れ様です。
なるほど!
確かによくそば屋の幟なんかに、そんな感じの字が書いてありますよね(笑)
蕎麦という漢字を崩して書いても、到底あんな文字にはならないよぁって思っていました。
話しが逸れてすみませんが、今でこそラーメンという呼び名が定着していますが、昔は中華そばと呼んでいましたよね。
でも中華蕎麦とは書かずにそばと平仮名で表記するのは、我が国に古来からある食べ物として、敬意を表してあえて平仮名にしたのか、それとも日本蕎麦と中華そばを間違えないようにするために書き方を変えたのでしょうかね?
まっ、どーでも良い事なのですが…(*_*)
中華そばと、中華蕎麦は、たしかに蕎麦って書いてあるのを見たことないかもです。
三条ではラーメンの事を「そば食い行こって!そば」って言う年配者は多いです。
本当に「日本蕎麦」を食べに行く場合でも、「そば食い行こって!」とは言うのですが、
三条弁のネイティブだとなんとなくニュアンスの違いがわかるような気がします。(^^)
このカツ丼の小さいかまぼこ、、、すごい気になります。そして美味しそう。
出雲崎は、カツ丼の名店が多いですね。
出雲崎とカツ丼。あなたを追って出雲崎カツ丼♪って感じですね。ジェロさんにまた歌ってもらいたいです。(*´∀`*)