どこかのお店でいただいた、「生ホタルイカ」。
日本海に春を告げる食材ですよね、ホタルイカって。
富山湾での漁は毎年4月1日が解禁日で、ホタルイカの初物は4月2日から店頭に並ぶのだそうです。正直、ボジョレーヌーボーなんかよりずっと興味あります。
富山に旅行に行ったら、どこに泊まろうか。えーっと、民宿か、それともホテルがいいか? ほてるい~か、ほたるいか? ‥‥むりやりなボケじゃなイカ!
この写真の日付も、2017年4月となっておりました。「沖漬けですか?」って聞いたら、「生ホタルイカです」って答えられた記憶。
醤油は最初からかかってた、というか、醤油に軽く漬けてあったのかもしれません。しょうが醤油味で、ツルンっとした喉越しで、とても美味しかったのです♪
でも、ホタルイカって、数年前に寄生虫が話題になりましたよね。
調べてみましたら、国立感染症研究所のサイトに「旋尾線虫症とは」というページがありました。要約するとこんな感じ。
- ホタルイカには、旋尾線虫(せんびせんちゅう)という寄生虫がいる
- 寄生率は2~7%程度で、主にホタルイカの内臓に寄生している
- 感染すると、腹痛を起こしたり(急性腹症)、皮膚に潜り込んでミミズ腫れを起こしたりする(皮膚爬行症)
- 治療は、急性腹症は対症療法、皮膚爬行症は手術して取り出す
‥‥コワっ! 眼球に旋尾線虫が潜り込んだ例もあるそうですよ。怖すぎ。
果たして生で食べて大丈夫なものなのか不安になっちゃいますが、旋尾線虫症の予防法もちゃんとありました。
- 凍結処理を行う
(マイナス30℃で4日間以上。または中心温度でマイナス35℃を15時間以上か、マイナス40℃で40分以上) - 内蔵を取り除く
これは厚生労働省も通達を出していて、市販の生食用ホタルイカは通達に従った処理が行われてるのだそうです。処理した旨も表示されてるとのことなので、生食用を買う時は要チェックですね。
伝統的な加熱処理でももちろんOKで、沸騰したお湯で30秒以上ボイルするか、中心温度で60℃以上の加熱を行えばよいそうです。
ホタルイカを生きたまま食べる「踊り食い」は、当然ながら厳禁です! 「美味しんぼ」では踊り食いしちゃってるそうですが、絶対に真似しないようにしましょう!!
ごちそうさまでした。。。