へぎそばの超有名店、十日町の「由屋」。
屋根の上の、右横書きの看板にご注目。これは、あの岡本太郎先生の書なのだそうです。芸術は爆発だ!
国道117号沿いです。仲間と日帰り旅行に行った際に、連れてってもらいました。行列必至の人気店なので、一人で入る勇気がなかったというか、ラーメン党にはハードルが高かったというか。
ランチタイムでしたが、予約しててくれたのですぐに入れました。スムーズにイン、スムーズイン!
小上がりには、そば猪口やそば徳利がセッティング済み。しかも、漬物や小鉢なども並べられてて(たぶんサービスの品?)、いと嬉し。
そして‥‥ジャジャ~ン♪
越後名物「へぎそば」でやんす! 県内で(たぶん)人気ナンバーワンのへぎそば!
「へぎ」は蕎麦を盛る器のことで、要するに木の箱の名前です。‥‥箱の名は。(言うと思った)
蕎麦は、布海苔でつないだ「布海苔そば」。一口大に丸めて、へぎに盛り付けられています。
その蕎麦を、皆で分け合って‥‥取り合って? いただきます。シコシコとした歯ごたえ! 喉越し良し! 美味し!
薬味は和辛子。昔は、魚沼地方ではワサビが採れなかったので、へぎそばの薬味は伝統的にカラシなのだそうです。由屋もその伝統を守ってます。
そして、「天ぷら」。こちらも美味し! 揚げたてサクサクで、誠に美味し!
特に山菜の天ぷら、コシアブラかな? めちゃくちゃ美味し! 美味しいものをいただくといつも思うのですが、家族にも食わせてやりたい!
お値段は、思ってた以上にリーズナブル。4~5人前の「大へぎそば」で3500円なので、蕎麦だけなら一人あたり900円弱くらい。
リーズナブルで、ボリュームもあって、託児所があって、親切指導。‥‥いえ、それは新潟県民にしか分からないギャグでした。
由屋に託児所はございませんが、ハードル、全然高くない! むしろ、めっさフレンドリーじゃないですか! 自分で勝手にハードルを上げておりました、誤解しておりました。‥‥「胃の中の食わず」的な? ケロッ♪
いやはや感激、最高でした。もっと早く行ってればよかったです。
ネイティブ新潟民にしてこの感動ですので、県外の方にはぜひ由屋のへぎそばを食べていただきたい。新潟でへぎそばを食べるならこのお店! オススメです!!
なお、由屋の店内は広く大きく、席もたくさんありますが、なにせ人気店ですので、事前に予約するのがよいと思います(スマホなら十日町市観光協会の由屋のページから電話できます)。
そういえば、十日町市に来るといつも思うのですが、「町」なのか「市」なのか? でも、それをハッキリさせない優しさ? 大らかさ? ‥‥好きです!(ハッキリしとるやろ!)
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:十日町市土市第四(名代生そば由屋)
追記:十日町が市になったのは昭和29年(昭和の大合併の頃)で、その前は「中魚沼郡十日町」でした。当時は地名と地方公共団体名がイコールだったのですね。なお、「○○日町」という地名は全国にあって、多くの場合は「その日に市が立ったから」という由来なのだそうです。