続続・帰ってきた変わり種カップ麺シリーズ、その傾向と対策。

全国10万人の変わり種カップ麺ファンの皆様、おまっとさんでした。

EDGE 鬼シビ辛みそラーメンに始まり、「帰ってきた」「続・帰ってきた」と続いてきた、主にスーパーあいでんで見つけた変わり種カップ麺シリーズが、えー、ひーふーみー、みたび! 帰って参りました! 恥ずかしながら帰って参りました!!

(‥‥って、待ってた人いるんかいな?)

「変わり種」といっても、この場合は「自分にとっての変わり種」でして、入手困難なレアカップ麺とかではありません。定番の品でないだけで、普通にお店で売ってます。

でも、食べ続けるうちに近年の「傾向と対策」が見えてきたような気がして、せっかくなのでカテゴライズしてみました。

なお、写真はクリックすると大きくなります。ではどうぞ。

虎の威を借る狐系

有名ラーメン店とコラボレーションしたカップ麺です。きつねうどんではございません(笑)‥‥あ、でもコラボのカップきつねうどんってのもあるのかも?

コラボ系は近年どんどん数を増やしてますが、正直、「ほんとに有名なの?」ってお店もチラホラ。

日清 THE NOODLE TOKYO 播磨坂もりずみ 限定鶏醤油らぁ麺

日清 THE NOODLE TOKYO 播磨坂もりずみ 限定鶏醤油らぁ麺(開封前) 日清 THE NOODLE TOKYO 播磨坂もりずみ 限定鶏醤油らぁ麺(作成後)

播磨坂もりずみ(はりまざかもりずみ)は、日清食品のニュースリリースによりますと、

2013年に東京都文京区小石川で創業。「WIRED CAFE」などの人気カフェを主に出店している「CAFE COMPANY」が運営し、2000年代の大人気ラーメン店「柳麺 ちゃぶ屋」や「MIST」を営んでいた伝説のラーメン店主・森住 康二氏が総合プロデュースした、女性に人気のオシャレなラーメン店です。

だそう。

これが発売されたのは2016年なのですが、播磨坂もりずみは2017年に店じまいされたようです。森住さんが以前経営されてた「柳麺 ちゃぶ屋」はWikipediaに項目があるのですが、色々あったようですね (^_^;)

味は、かなり凝ってました。カップ麺でお店のラーメンを表現できる範囲って限られると思うのですが、さすが日清食品! って感じでした。

マルちゃん 縦型ビッグ 飯田商店 醤油ラーメン

マルちゃん 縦型ビッグ 飯田商店 醤油ラーメン(開封前) マルちゃん 縦型ビッグ 飯田商店 醤油ラーメン(完成後)

2017年の発売です。これは縦型ですが、2018年にはどんぶり型にリニューアルしたみたいです。

飯田商店は、東洋水産のニュースリリースによりますと、

2010年3月に神奈川県足柄下郡湯河原町にオープン。比内地鶏・山水地鶏・名古屋コーチンと水のみを使用した鶏ダシに、香りの強い醤油ダレを合わせた、キレのある「醤油らぁ麺」は同店の看板メニューとなっています。「業界最高権威 TRYラーメン大賞2013-14」の「名店部門 しょう油」でも1位に輝いており、この度は3年ぶり2度目の受賞になります。

とのこと。

TRYラーメン大賞てのは講談社が発行してるムックだそうで、「Tokyo Ramen of the Year」を略してTRYなのだそうですが、神奈川県のお店が一位でいいんかい? と素朴な疑問 (^_^;)

いろんな権威で箔つけまくり戦法ですが、「分かった分かった、みなまで言うな!」って感じになっちゃって、逆効果と申しますか自分で自分の首を締めてると思うのですが、いかがでしょう?

でも、箔つけが小市民的な心理をくすぐるのもまた事実。お店で見つけたら、ついつい手が伸びちゃいますしね。

しかし、やはりカップ麺で再現するには限界がある‥‥てか、正直、お店の元の味を知らない人間にはなんともかんとも (^_^;)

セブンプレミアム(日清食品) 蒙古タンメン中本 辛旨味噌

蒙古タンメン中本 辛旨味噌(開封前) 蒙古タンメン中本 辛旨味噌(完成後)

一方、箔つけの成功例として挙げられるのがこちら。

セブンプレミアムの蒙古タンメンは、「カップ麺としてちゃんと美味しい」のです。他には、寿がきやの「麺処井の庄監修 辛辛魚」もそうですね。

お店の味の完全再現よりも、カップ麺としての完成度。そこをないがしろにしてはいけない、と思うのであります。

豆腐とか、野菜とか、太麺とか、‥‥凄いよね。蒙古タンメン中本の名前を全国レベルで広めた功績も大きいと思います。

ご当地ラーメン系

これも近年増えましたね。実際にその土地へ行かずとも疑似体験できるというのは、テレビの前に寝っ転がって旅番組を観ているみたいですが、嫌いじゃないです。むしろ好き。旅番組も。

日清麺ニッポン 尾道ラーメン

日清麺ニッポン 尾道ラーメン 2016年版(開封前) 日清麺ニッポン 尾道ラーメン 2016年版(完成後)

以前の記事では八王子ラーメンとかを紹介した日清麺ニッポン。いよいよ広島まで、尾道まで来ました!

そういえば、尾道ラーメンって背脂入ってましたね。ちゃんと再現されてましたよ。やっぱ、麺ニッポンシリーズは地味に凄い。

ちなみにこれは2016年発売の尾道ラーメンで、日清食品の公式サイトを見ますと毎年リニューアル発売されてるようですので、人気あるのかもです。

日清麺職人 沖縄そば

日清麺職人 沖縄そば 2016年版(作成中) 日清麺職人 沖縄そば 2016年版(完成後)

いやはや、とうとう沖縄ですよ! うちなー! 麺そーれ! ‥‥違った、めんそーれ!

蓋にも書いてあるとおり、麺は「まるで生めん」のノンフライ平打ち太麺。

スープは「かつおと豚のあっさり出汁」で、どうしても味の濃い方へ濃い方へ進んで行くカップ麺の中で、一際異彩を放ってる感じ。

でも、まーさんどー(標準語訳:美味しいよ)! なかなかまーさんどー!

なお、公式サイトによるとこれは2016年版の沖縄そばで、2017年版もあるそうです。

斜め上を行く系

斜め上を行くといいますか、あさっての方向を目指すといいますか、「なんでその味?」「どうしてこうなった!」なカップ麺たち。ツッコミ上等、クレイジー!

明星 一平ちゃん 夜店の焼きそば ショートケーキ味

一平ちゃん 夜店の焼きそば ショートケーキ味(開封前) 一平ちゃん 夜店の焼きそば ショートケーキ味(完成後)

問答無用の逸品。というか、言語道断の珍品? チョコソースも仰天しましたが、今度はイチゴのショートケーキですよ!

2016年12月5日発売で、公式サイトのニュースリリースによれば、「クリスマスをはじめとしたパーティーシーズンに向けて発売する季節商品です」だそう。

「夜店」は一体いずこへって感じですが、一周回ってチョコバナナのイメージと重なるような気がしないわけでもない? アリっちゃー、アリですね。‥‥蟻、寄ってきそうですけど (^_^;)

昨今のカップ焼きそば界における一平ちゃんは、ペヤングの暴走キレキレっぷりに押されてる感がなきにしもあらず。

だけど、頑張れ一平ちゃん! 負けるな一平ちゃん! アタクシは一平ちゃん派ですよ!

ペヤング 背脂MAXやきそば

ペヤング 背脂MAXやきそば(開封前) ペヤング 背脂MAXやきそば(完成後)

‥‥とか言いつつ、出れば食べちゃうペヤングのMAXシリーズ(笑)。以前はわかめMAXやきそばを記事にしてます。

背脂MAXやきそばは2017年3月の発売。一見すると奇をてらってるようですが、食べるとちゃんとしてて美味しかったです。

焼きそばというよりも、焼きラーメンな感じ? 好き♪

ペヤング 鉄分MAXやきそば

ペヤング 鉄分MAXやきそば(開封前) ペヤング 鉄分MAXやきそば(完成後)

続いて、鉄分MAX! 味でも具材でもなく、成分がMAX! ”IRON MAX” でアイアンメイデンもビックリ♪

でも、アッサリしてて美味しかったです。パッケージに「香味野菜の効いたあっさり醤油味」とあるとおりでした。

キワモノっぽいバンドでも、演奏や曲が良ければ後の世に残る。それと同じで、クレイジー系カップ麺も味が肝心。味の良さが肝なのだと思います。

◇◇◇

てなわけで、変わり種カップ麺の傾向と対策、いかがだったでしょうか?

定番は定番で残してもらいたいですが、こういう変わり種もあっていいですよね。選択肢が沢山あるのは楽しいし、「選べる」ことは大事です。

各メーカーの開発担当さまにおかれましては、これからも消費者を驚かせ、世間のド肝を抜いていただきたい! ‥‥ような、抜いてほしくないような (^_^;)

ごちそうさまでした(総合して)。。。

投稿者:ユキヒロック

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