新潟駅万代口から徒歩5分のとこにあった、「原価率研究所」。
元祖200円カレーの本店です。200円のノーマルカレーのほかに、300円のチーズがけもあります。
交差点を挟んで斜向いがライブハウス・CLUB RIVERST(クラブ リバースト)なので、出番前にカレーをテイクアウトして飲んじゃったりします。ええ、カレーは飲み物ですから。
200円という価格の割にボリュームあって、鶏肉も入ってて、赤い福神漬も添えられてて、食べごたえあり! いや、飲みごたえあり?
でも、リバーストの楽屋がカレーの香りになってしまうのが玉に瑕。‥‥あ、それは自分が悪いのでした。いつもすまないねぇ~、カレー大好きキレンジャーで (ㆀ˘・з・˘)
原価率研究所は、最盛期には県内に7店舗くらいあったようですが、現在は残念ながらすべて研究終了、つまり閉店したみたいです。県外には4店舗ほど展開してて、京都のお店だけ今でも営業してるそうです。
会社としての原価率研究所は、「原価率の研究を通して新しいビジネスモデルを創造する」というようなコンセプトだったようです。
200円カレー事業は、テレビをはじめとするメディアに多く取り上げられました。ネットの記事だと、東京の竹ノ塚店でのインタビューとか興味深いです。
ネーミングや価格はインパクト抜群、実際に買ってみてまたビックリ。こんなにずっしり盛ってくれて200円、味も別に悪くなくて普通だし、チキンもキチンと入ってる!
全国1000店舗を目標に県外に進出するなどして、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのですが、2018年初めに事業を譲渡、他企業の傘下に入ったようです。現在の公式サイトによると、本社は東京となっています。
創業者の方(つまり本社が新潟だった頃の社長)は福島の出身で、震災の時に新潟に来られたのだそうです。店舗リフォームの仕事でお会いしたことがあるのですが(カレーでなく理容のお店でした)、ニット帽に黒縁メガネが似合ってて、店舗を見るとアイディアがドンドン湧き出してくる、芸術家というかクリエイティブな感じの方でした。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:新潟市中央区南万代町14-20
追記:SNSで教えていただいた情報によると、新潟市内の原価率研究所はまだ営業してるところもあるみたいです。現存する店舗をご存知でしたら、情報を教えていただけると嬉しいです。
追記その2:新潟市東区の藤見町店は「原価率研究工場」に名前を変えて営業してるようです。また、京都に残ってた西京極店は2018年9月で閉店予定だそうです。
追記その3:2022年3月1日、株式会社原価率研究所が千葉地裁から破産手続開始決定を受けたとの報道がありました。
新潟市の会社と報道されてましたが、東京にも同じ商号の会社がありまして、そちらがたぶん200円カレー事業の譲渡先と思われるのですが、管轄が新潟地裁でなく千葉地裁だってことは‥‥うーん。よく分かりません。
なお、原価率研究工場のほうは2022年3月時点でも営業されてるようでした。