一年前の話で恐縮ですが、またひとつ名店が消えてしまいました。
「ライオン食堂が閉店するらしい」との噂を耳にして、ビックリしてうかがったのが2017年10月6日のこと。
でも、この日の店内はいつもどおりで、単なる噂だったのかと安堵したのです。
が、しかし。
その後、店内にお知らせが貼り出されて、閉店が事実と確定。誠に残念至極。
この時いただいた「中華そば」の大盛りが、私にとって「最後のライオン食堂」になりました。
大盛りですが、普通サイズのラーメン丼を使ってるので、「むっつら」しています(むっつら=新潟弁で量が多い様子のこと)。
その上にレンゲが置かれて出てくる、ちょんまげスタイル。先回はバカ殿に例えましたが、今となってはラストサムライ、幕末の志士。
‥‥いえ、「幕末の獅子」でしょうか? ライオン食堂だけに。(うまいこと言ってるつもり?)
そういえば、「ライオン食堂」ってイカした店名は一体どういうわけでそうなったのか? ずっと不思議に思っていたのですが、こちらの記事に書かれておりました。
夫婦で50年 のれんを守ってきた「ライオン食堂」閉店 – ケンオー・ドットコム
ライオン愛あふれる良記事ですので、ぜひぜひリンク先を読んでいただきたいのですが、要約しますと、店主のお父様が「ライオン」という名前のカフェを経営していたことがあって、それを引き継いで「ライオン食堂」にしたのだそうです。
まさかカフェの名前だったとは‥‥。それにしても50年、半世紀かぁ~。私が生まれる前からやってたわけですね。
ライオン食堂を教えてもらって最初に行ったのは、もう何年前でしょう? はっきりしませんが、10年以上になると思います。
車で行ったのですが見つけられず、何回か周辺を回ってやっと見つけた時の喜びたるや‥‥。一番の思い出です。
閉店した後は、お店で使っていた食器をご自由にどうぞ的に配られたそうです。カツ丼用の深緑のドンブリも配られたのでしょうか? 店名入りの、すっごくカッコいいドンブリ。欲しかったなぁ~。
あれから1年になりますが、分水に行くとちょっとライオン食堂のほうに行ってみたりします‥‥。ライオンロスで心に開いた穴、未だに埋められないままです。
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:燕市下諏訪9-20(2017年10月24日をもって惜しまれつつも閉店となりました)