今回はサバサラの巻です。
「‥‥サバサラっちゃー、なんぞ?」
説明しよう! サバサラとは、さば水煮缶にみじん切りのタマネギをのせたもので、新潟県三条市の新名物なのだ!
サバのサラダを略してサバサラで、考案したのは「酒場カンテツ」というお店。私も時々呑みに行きます、お世話になっております。ご主人はなかなかのアイデアマンで、地域活性化にも奮闘されています。
作り方は、とってもシンプル。
用意するもの
- サバ水煮缶
- タマネギ
- マヨネーズ
作り方
- タマネギを粗みじん切りにする。
- サバ缶を開けてタマネギをのせ、マヨネーズをかける。
できあがり~♪
よく混ぜていただきます。盛り付けが缶のままなので、インスタ映えしますよね‥‥なのですが。
すいません。実はサバサラには公式レシピがありまして(Cookpadのサバサラ)、そっちを見てみたら私の作り方とは違うのでした。
正しいサバサラのレシピは、
- 受け皿にサバ缶をのせる。
- マヨネーズを3~4回まわしかける。
- 粗みじん切りのタマネギをあふれるほどにのせる。
- 刺身醤油を1回まわしかける。
- 仕上げに一味唐辛子を振る。
という感じなのです。私のは受け皿がないし、マヨとタマネギの順番が逆だし、醤油と一味を使ってない。なんちゃってサバサラでしたw
サバサラ用のタマネギは、粗みじん切りしたものを水で数回洗い、さらに薄い酢水に15分ほど晒すのだそうです。3分じゃできないのです。
さらに調べますと、なんと! 缶詰の選択にも重大な誤りが!!
そもそも、三条市は海に面してるわけでも、サバ缶を製造してる工場があるわけでもない。なのになぜサバかというと、それはとある人物の出身地だから。
その人の名は、堤清六。日魯漁業株式会社の創業者の一人です。
日魯は後に株式会社ニチロに社名を変更し、さらにマルハと経営統合してマルハニチロになりましたが、日魯といえばあけぼの印、あけぼの印といえばサバ缶。
そういうわけなので、三条の新名物としてのサバサラは、マルハニチロの「あけぼの印さば水煮缶」を使うのが正しいのです! 私が使ったのは株式会社宝幸のさば水煮でした。
勉強不足ですみません。ぜんぜん知りませんでした、あけぼの印のさば水煮がミソだなんて。‥‥さば水煮なのに味噌とはこれいかに。
でも、最近のサバ缶ブームのせいなのか、あけぼの印のさば水煮にはなかなかお目にかかれてません。ここは、カンテツに行ってサバサラを食べるのが正解‥‥かも?!
なお、タマネギは燕三条系背脂ラーメンから来ているそうです。背脂ラーメンといえば県央地域のソウルフードですが、サバサラも「三条名物・サバサラは世界のソウルフード!」を合言葉に普及活動が行われております。
サバサラは公式サイトもあったのですが、現時点では接続できなくなってます(Webアーカイブはこちら)。代わりにサバサラのFacebookページをご覧ください。
さぁ~、めしあがれ。。。。。