笹舟栄店は、2019年5月に閉店となりました。
2018年7月に訪問した、在りし日の笹舟栄店。
栄店のマスターは、笹舟須頃店の初代マスター(って呼ぶとジェダイ・マスターぽい)です。須頃店をお婿さんたちに任せて、「尾瀬」という名前で開店したのです。
その後、店名を変えて笹舟栄店になったのですが、尾瀬時代に提供していたのも笹舟と同じ支那そばスタイルのラーメンだったので、名前だけ変わった感じでした。
笹舟保内店の閉店後は、栄店の厨房に初代マスターと元保内店マスターが同時に立って、短期間ながら夢のコラボが実現したこともありましたね。保内店のマスターは、初代マスターのご親戚なのだそうです。
メニューは、基本的にラーメン一本勝負でした。
バリエーションはトッピングによるもので、基本はどれも支那そば。潔し!
お値段は長らく据え置きだったのですが、この時は値上げされてました。と言っても、50円上がっただけでしたけど。
笹舟のラーメンは、自分の中ではダントツでナンバーワンでした。
‥‥ダントツって「断然トップ」の略だから、「ダントツナンバーワン」て言い方は間違いなんだそうですね。でも、それだけ好きだったのです。子供の頃から食べてましたし。
そういうお店の閉店は、悲しい。そして寂しい。
栄店は初代マスターが厨房に立つお店だったという意味でも、残念至極です。気合いの入った立ち姿は、昔気質の職人というか、サムライというか、それこそジェダイ・マスターな感じでした。
客席にまで緊張感が伝わってきて、食べる側の背筋も伸びるようで、初代マスターのラーメンは格別な一杯でした。
風の噂では、初代マスターは年齢的・体力的な理由で引退を考えたのだそうです。初代マスターには、「長いことお疲れさまでした」「美味しいラーメンをありがとうございました」という気持ちです。
栄店の閉店はとても残念ですが、須頃店はまだ営業しております。
こないだ行ったら、栄店にいた方(初代マスターのご家族)が手伝っておられて、久しぶりにお顔を拝見できて安心しました。
味のほうも、以前にも増して良くなってるように感じられました。嬉しかったですし、お店が続いてることに感謝したいです。これからも末永く続けていただきたいです。
なお、笹舟栄店だった建物では、現在「中華そば 哲ちゃん」が営業しています。らーめん関哲や酒場カンテツの姉妹店です。ユキヒロックアワード2019にもちょっと書きました。
ちなみに笹舟栄店の閉店もアワード級の大ニュースだったのですが、年末にはまだ気持ちの整理がついてなかったので、書きませんでした。
ともあれ、思い出の建物を守ってもらえてうれしいです。哲ちゃんにも頑張っていただきたいです。
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:三条市福島新田丁617-1(現在は「中華そば 哲ちゃん」になっています)