老舗蕎麦店、丸市屋。‥‥全部漢字(笑)。
店先に止められた自転車は、サドルにタオルが。ロケ日は2018年8月で、雨でした。
サイドミラー付きなのもいい味でてますよね。「自転車にサイドミラー」。AKB系アイドルが歌ってそう(笑)。
丸市屋は、創業3桁年なのは間違いないようです(Komachi Webでは創業100年となってます)が、外観は新しめです。
今の建物になったのって、いつぐらいだったかなぁ~? 私が中学生の頃はもうなってた気がするから、昭和50年代?
ここで問題です!(唐突)
のれんの文字にふりがなを振りなさい(配点・5点)。
変体仮名ってやつですね。答えはこちら。
中に入ると土間のテーブル席でして、その奥に厨房と座敷席。
雰囲気ありすぎだわ。冷水機といい、レジといい。
店内の間取りは今の建物になる前と基本的に変わってないのですが、昔は座敷席に家具調のテレビやタンスみたいなのが置いてあって、「ひとんちに上がりこんで食べてる」感がありました。
今の建物になってからはテーブル席が増えて、よりお店っぽくなった記憶。
箸入れ、七味、灰皿。清く正しき、蕎麦屋のテーブル。
その上を見上げますと‥‥
今どきのLEDでは出せない、ぬくもり味のある照明。
壁にはメニューの札が。
「かけそば(うどん)350円」に驚き。立ち食いじゃない、普通の蕎麦屋ですよ?
札は、向かって左が冷たい蕎麦で、右が温かい蕎麦。昔から変わらない定番メニューです。
その下の貼り紙はセットメニューで、これは新しめ。昔はなかったと思います。
私は「大もり」(もりそばの大)か「たぬきそば定食」の二択ですが、今回は‥‥
「たぬきそば定食」を選択。750円也。
これが運ばれて来たときのうれしさと言ったら、あーた! 「取らぬタヌキの皮算用」って奴ですよ!(ぬか喜びしてどないすんねん!)
容器の蓋を開けますと‥‥
こーのビジュアル! もはやゲージツの粋。
緑がかった美しすぎる蕎麦、ゆかりがかかった白いご飯、天ぷらにおしんこ。小鉢まで付いてます。
蓋の裏には店名入り。この器は、三条市内の蕎麦屋ではよく見ます(更科支店とか)。流行した時期があったとか?
天つゆも添えられてますが(ごはん容器の奥)、あえてそちらは使わずに、たぬきそばに天ぷらをオンすれば‥‥なんということでしょう! 天ぷらそばに早変わり!(加藤みどりボイス)
でも実は、アタクシ蕎麦はノー天ぷら派。種ものって好きじゃないのです。
近年、辣油とか肉とかトッピングしたガッツリ系日本蕎麦が持て囃されておりますが、正直、大反対です! 刺身にソースかけるようなもんじゃないですか! 台無し感しかありません!
‥‥言い切ったねぇ~。そこまで言っていいのかね大盛りくん! 炎上するぞ大盛りくん!
いやー、漬物石くらいでかい一石を投じてしまいましたね(©スナックバス江)。あくまで個人の意見、個人の嗜好ですので、どーかひとつ(©小松政夫)。
個人の嗜好といえば、丸市屋の蕎麦自体、好みが分かれるかもしれません。
言葉で説明するのは難しいのですが、丸市屋の蕎麦は茶そばではないのに薄緑で、一般的な蕎麦とは全然違う独特の食感なのです。
この食感には温かい蕎麦のほうが合うように思いますが、冷たい蕎麦も好きです。子供の頃から年越しそばで食べてたので。
一見さんが食べると「アレ?」って感じになるかもしれませんが、もし三条市内で蕎麦をいただくマシーンが、いえ、機会があったら、ぜひお試しを。
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:三条市本町1-9-1