燕市井土巻の居酒屋「権十楼 県央店」。
隣には「あぶり料理の権十楼」という焼肉チックなお店もやってられますね。調べますと新潟古町地域にも「権十楼 古町店」があり、新潟大学前には権倉やカンゴシナといった居酒屋も営む「権十楼グループ」なのだそうです。
熟成肉や赤身肉がお得意のようです。なので、まずは牛すじ煮込みをいただきます。
良いお出汁の効いた塩味の上品な牛すじ煮込みでした。牛すじも大きめで、さすが!お肉に自信あり!なお店。
そして、馬刺し。どうですか? この桜色のお肉…まさしく、桜肉。
お肉を食べることが禁じられていた江戸時代、猪肉は「牡丹(ぼたん)」、鹿肉は「紅葉(もみじ)」と呼ばれてたそうですが、馬肉を桜肉と呼ぶ理由には諸説ありまして、
- 馬肉を切った際のお肉が桜色のように見えたことから「桜」の名前がついたという説。
- 千葉県の「佐倉」に幕府の牧場があり、馬がたくさんいたことから「さくら」と呼ばれて漢字があてられた説。
- 馬は冬の間にたくさんの餌を食べ、春、つまり桜の時期には脂がのっておいしくなった説。
3番目あたりがダークホースかもですね? …ええ、馬だけに。(それ、言いたかっただけ!)
馬刺しをいただくといつも思うのが、口の中でサッと融ける感じ…しませんか?
調べてみましたら、実際に馬肉の脂は、牛や豚と比べて融点が低く、多価不飽和脂肪酸を多く含むそうでして、 そのため、牛脂は40℃〜50℃にならないと溶けませんが、馬肉は30℃〜43℃で溶けるから、口の中に入れた瞬間に、ジュワッと脂身が溶け出すんだそうです。
そうか、なるほど! 勉強になりました。
今回は馬刺しと、牛すじの取り合わせ「馬牛」だったから良かったけど、馬肉と鹿肉の取り合わせだったら、、、勉強したこともすぐに忘れてしまうところでしたね。
(ん?! 馬喰ってんのに、そんなにウマく…言えてないぞ!)
ごちそうさまでした。。
お店の住所:燕市井土巻3-171