見附市の商店街は新潟県道242号沿いに1本通だと思っていましたが、正確には「本町中央商店街」「本町商店街」「新町商店街」と3つの商店街に分かれてるようです。
その商店街の最西に当たる「新町商店街」に位置するかと思いますが、「アイスの谷信」の斜め前くらいにあるお蕎麦屋さん「そば道場」行ってみました。
入口に掲げられてる看板には「そば同好会道場」と書いてありますが、あくまで店舗名は「そば道場」のようです。
「た! た! たのもう!」(道場破りの気持ちで…)
ちょっと入りにくい雰囲気を出してるんですが、入ってしまったからには覚悟を決めて、メニューを見たら、あら「手打ちざるそば(並盛)600円」か「手打ち天ざるそば(並盛)800円」の2択。
あとは大盛それぞれ400円増の設定。あ!よく見ますと「茶そば100円増」とあるので、それぞれに茶そばVer.もあるようです。うーん、どうしようかな? 様子見で「手打ちざるそば」の「大盛」をお願いすることに。(様子見の割りに何故に大盛り?)
お客は私ひとり。ご高齢の店主と、同年代くらいのもう一人の男性がカウンター向こうの厨房に立つ。
給仕はよくしゃべるお母さんがひとり、とても暇そうと言うか、店主たちと楽しそうに喋ってるだけなのですが、お冷(お茶)はあくまでセルフサービスなので、どんなに暇でもルール徹底の構え。…厳格な道場なのである。
出されし、ざるそばには、何故か頼んでいない天ぷらがひとつ。
「サービスで、きく芋の食べる?」と、店主。寡黙に見えて割とフランク。フランク永井。(そういえば、店主のお姿、どことなくフランク永井に似てたかも?)
「いいんですかぁ~、きく芋って血糖値下げる効果があるんスよね? めっちゃ助かるッス」と言うと、「そうか、熱いうちに食べるが好かろう!」とは言ってませんが、そんな余裕を感じる所作。
蕎麦はつるしこ。春は曙。第64代横綱は曙太郎。(そういえば、食べてる人のお姿、どことなく曙太郎に似てたかも?)
10割そばなんだそうです。蕎麦は詳しくないのですが、つなぎなしだから打つの難しいんでしょうね。
「そば道場」と言うだけあって、要予約で毎月第2・4水曜に「そば打ち体験」もやってるようです。(現在はわかりません、2019年12月の時点です。)
「道場に行っても良いですか?」と聞けば、きっと…ご家族から暖かい了承を得られることでしょう。「うん…どうじょ、どうじょ!」(これが言いたかったがための約1000文字の前フリ)
調べたら、店主は職人ではなく蕎麦好きが高じて35年間の集大成として見附市の支援を貰って実店舗化されたそうです。それで「そば同好会道場」という看板に繋がるようです。お店の給仕さんなどもご商売に慣れていないのかもしれません。
「人生に於いて男には、無性に蕎麦を打ちたくなる時が訪れる」
…なんて話をどこかで聞いたことがあります。多くの男が挫折し、一~二度使われてそのまま埃を被る非運を辿った「蕎麦打ち道具一式」が物置に仕舞われてるそうですよ。
そんなお宅ありませんかね? 大丈夫ですかね? (;^_^A
わたくしにも、その「時」が来たら、またこちらの道場の門を叩こうと思います。
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:見附市新町3丁目2-21