三条市の下坂井、三条商業高等学校の前にあります「更科支店」。本日もお店の前に停まる出前用のHONDAスーパーカブがキマッてます。
隣のむかし治五郎商店だった建物が取り壊されて更地になったので、写真奥に三条商業高等学校がよく見えますね。実は卒業生だったりします。
あの頃の昼飯は治五郎商店にカップ麺を買いに行ってました。主力商品は『日清カップヌードル』でなく、『サンヨー食品 サッポロ一番カップスター』でした。お店でお湯を入れさせてもらい、蓋が開かないよう割りばしで挟んで教室まで戻る姿が、なんか粋に見えたものです。
紹介するのは3回目になりますが、こちらのお店では『そば定食』ばかり頼んでしまいます。(1回目の記事・2回目の記事)
だって、この二段重ねの丸い容器が可愛いすぎるんですもの。食べちゃいたいくらい可愛い。(むろん、これから食べますけど…)
二段重ねですが、蓋は蓋つ…いえ、ふたつでなく、ひとつ。(笑)蓋の裏に書かれた「商業前 更科」の文字が年季を感じさせます。あ、正直に言いますと「商業前」と書かれてるのだと思うのですが、「前」と思われる文字が達筆すぎて読めません。(汗)
下の器は温かいたぬきそばで、上の器はご飯・焼き肉・煮物。
コンパクトにまとめて出前用に開発された容器なのではないかと想像しております。下のそばの温もりで上のご飯類が冷めない構造なのかも知れません。そうだとするとよく考えられてますよね。機能美が過ぎる、二段重ねの器にゾッコンです。
ゾッコンと言えば、毎週楽しみにしてるBS放送の『土曜は寅さん』で見た、寅さんの軽快な数え歌のような啖呵売りで出てくる一節を思い出します。
七つ長野の善光寺、八つ谷中の奥寺で竹の柱に萱の屋根、手鍋下げてもわしゃ、いとやせぬ。信州信濃の新そばよりもあたしゃあんたのそばがいい
ちなみに、信州信濃の新そばよりも…の下りは都々逸(どどいつ)の一節なんだそうです。文字にして読んだだけでもリズムやテンポ、ビートさえ感じられませんか?
焼き肉は昔懐かしケチャップ味でして、子供の頃の我が家でも、焼き肉やウインナーを焼く時にケチャップで味付けるのが流行った時期がありました。ちょっと洋食のかほりが子供には嬉しかったのかもです。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:三条市下坂井2-31