5~6月頃、日陰になった草むらや、お庭などに生えてるこの白い花をつけた草を見たことありませんか?
これは「ドクダミ」と言います。インパクトある、凄いネーミング。
ジメジメしたところに生息してるので陰気なイメージ、そしてなにより独特の臭いを放ちます。
でもそんな先入観を捨てて、よくよく見ますと、なかなか可愛らしいと思いませんか?
この白い花のような部分ですが、私も「ドクダミの花」だと思っていたのですが、調べますと実はドクダミには、花弁(花びら)とがくが無いのだそうです。「白い4枚の花弁のようなもの」は、「総苞(そうほう)」とよばれる花序の基部につく苞で、この4つの「総苞」が大きく白くなって、全体で一つの花のように見えるんだ草です、、、いえ、そうです。
そんなドクダミは、葉や茎を乾燥させて、煎じる『ドクダミ茶』などにして飲んだりすると聞いて試してみようと思いました。
ドクダミのネーミングは、「毒を矯める(正しく治す)」という意味から 「ドクダミ」と呼ばれるようになったと言われており、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ『日本の三大薬草』と言われているんだそうです。つまり、ドクダミ自体に毒はありません。
ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として知られていて、煎じて飲むと利尿作用、動脈硬化の予防、解熱や解毒などの効果があると言われてるのだそうです。
「なになになに、めっちゃ良いじゃん!」
「な・の・で・す・が~」
乾燥が終わった後の感想としましては、初めてなのにいきなりこれを煎じて飲むのはハードルが高杉晋作です。
そこで、急遽予定変更…洗濯ネットに入れて入浴剤として『ドクダミ湯』にすることにしました。ええ、日和りました。
独特と言うか、くっさい臭いは乾燥させることでかなり軽減し、お湯に入れても気になるような臭いではありませんでした。
効果のほどはわかりませんが、効くんじゃないかと思うことで、少なくともプラシーボ効果的なのはあるような気がします。(個人差があります。)
ちなみに、うちの妻の小学校は私の学校より山間部なのですが、生徒がドクダミを摘んで乾燥させたものを業者に売って、小学校の備品購入などに充てていたそうです。あれですね、「ベルマーク」を集めてた感じのようなのですが、学校で「ドクダミ」を売ってた話は驚きました。
今度は日和らずにドクダミ茶を飲んでみたい(ような、みたくないような…)
湯舟いっぱいのドクダミ茶を飲みほしたというお話ではありませんのであしからず。(笑)