三条の精肉店の中では老舗中の老舗、町もんのなかの町もん。(^^♪
三条市本町商店通りがメインストリートだった頃、町外れに住むものからすると、都会=ナウい的なニュアンスで羨望と嫌味と言いますか、妬みも少し込めて『町もん』と呼んでいました。(五十嵐川を挟んで、『川向う』って呼び方もありますね。自分の住んでるとこから、どっちも『川向う』と言えるけどね。)
ここに移転する前は、丸井今井邸の隣にありました。店先に大きなロースター?って言うんでしょうか? オレンジ色の機械と言いますか、クリアーな大きな箱?部屋みたいなところに、丸鶏が吊るされ、炙られていました。
今考えますと子供心にちょっと怖かったようにも思いますが、クリスマスシーズンになると大きなクリスマスツリーとか飾られていて、「やっぱ、町もんの肉屋は違うべなぁ~、おらたちんとこの肉屋とはやっぱ違うべなぁ~!」ってことになってました。(町外れでも、急にそんなには訛らないだろう。)
火災に見舞われ、今の場所に移転したんです。昔はもっと大きなお店だったように記憶してます。かなりコンパクトになったと思います。
冷蔵ショーケースには、高級そうなお肉が並び、その隣には、美味しそうな惣菜が並びます。
お肉屋さんの惣菜って、うんまいんですよねぇ~。特に、ポテトサラダとか、あれば買いたいです。
今回は大好きなコロッケが目的。
実は「三条及び三条近郊の精肉店のコロッケを食べ比べてみたい!」と思い立ち、今回はお店に伺った次第です。
「やった! 揚げてもらったコロッケGetだぜ!」
最近の精肉店も昔のようにコロッケを買いにくるお客さんも少ないので、揚げ置きしたものが売り切れると、揚げてくれないお店が多くなったように思います。悲しみ (;’∀’)
気持ちはわからないでもありませんが、それじゃー、スーパーと同じなんですよね~。一番大事な差別化、アイデンティティを自ら否定しちゃうと、存在意義が少なくなってしまうと思うのですが、いかがでしょう?
そんなことを柄にもなく真面目に考えつつ、「ポテサラもGetだぜ!」(;^_^A
お家に帰って、更に盛り付け。 わー!いいなぁー! This is a 精肉店コロッケのミラーッス!(あ、鑑ってこと? ミラーじゃ鏡じゃん、意味違ってんじゃん。)
やはり、キャベツの千切りを添えるのがマナーですよね。マナーモードでしょう。!(^^)!
そして、ポテサラ。きゅうり入りが苦手って方もよく居ますが、私は断然きゅうり入れて欲しい派です。少し酸っぱいくらいが好き。
基本的に、コロッケの具と通じるものがあると思いますので、ポテサラを見れば、コロッケの中身も想像できるような気がします。
昔から、かねまつ名物と言えば『牛丼』があります。プラスチックの四角い、朱色の漆を模したようなお重型の容器に入った牛丼は、濃い色の牛丼で美味さ濃縮…つまり、ギュー(牛)っとしみ込んだ、昔ながらの名物。吉野家とかより前と思われます。いえ、まだ田舎町では吉野家があることすら認知していなかった時代からありました。
しかも、黒毛和牛を使ってられるようです! それを聞いたら、モ~♪レツに食べたくなってきますでしょ?(牛だけに)
「かねまつ本店」と言うことは、支店は?ってことになりますが、近くに「かねまつ 四日町店」があります。いえ、ありましたかな? 雨板張りの年季の入りまくった建物で、『金鳥』とかの看板が貼られている味のあるお店でした。
お店の建物自体はまだ現存していたと思いますが、モ~♪営業はされていないように思います。納豆コロッケとかあって、好きだったのにな。(追記:2022年11月25日に、かねまつ支店だったところを通りましたら、建物は無くなり、墓地になっていました。)
市内に残る数少ない精肉店の揚げたてコロッケの旅。また、近いうちに続編をお送りしたいと思います。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:三条市本町3-9-15