新潟市南区(月潟)の名店「大衆食堂 岩戸屋」にて、名物「肉みそそば」をいただきました。予々(かねがね)噂には聞いておりましたが、今回がお初でございます。
「外観にして、もうたまらん。」のですが中に入りますと、これまた素晴らしい。有り余る昭和の食堂の風情がギンギンと迫ってきます。
メニューも驚くほど豊富。長年、地元密着のお店でしょうからお客さんのリクエストに応える形で、どんどんと増えて行ったのではないかと推測します。
御献立表を切り取ってみました。お値段の方は、ロケ日2021年春なので、この時よりきっと値上がりしていると思われます。
何と言っても、岩戸屋さんと言えば「肉みそそば」ってことになりますでしょうか? 正直、以前から「上カツ丼」がめっちゃ気になっておったのですが、まずは「肉みそそば」体験をしてみないことには、いきなりカツ丼ってのは失礼に当たるかと思いまして…(;^_^A
ご覧いただきますと一目瞭然。床が斜めになっておりますので、ラーメンの汁が傾斜しています。(^^)/
「床が斜めなの、昭和食堂あるある。」ですが、これは床を直接、水を掛けて掃除出来るように排水として入口に向かって勾配をワザとつけているのではないかと言う、建築的考察をしています。
ではでは、じっくりと「肉みそそば」と向き合ってみましょう。
スープはトロミのついた餡掛けタイプで、具材が細切れで人参、シイタケ、挽肉、青ネギあたりが見受けられます。中央にはネギとメンマ…そしてひと際目立つ紅生姜。
味は確かに味噌と言われれば味噌味なのかもですが、醤油の香りもするような気もしますし、とても独創的でなんとも形容しがたい一杯となっております。
麺は中太と細麺の中間くらいな縮れ麺で、中華麺の標準的な感じと思います。
それが何かと尋ねたら…「岩戸屋さんの肉みそそば」とお答えするしかないのかもです。
大きな分類で言えば、今は亡き三条の繁華街「本寺小路」にあった「たん吉」の「たん吉ラーメン」を少し思い出してしまう部分も無きにしも非ず。(全然、違いますけどね、ちょっとだけ思い出す感じです。)
もっとニンニクがっちりと利かせると、もう少し似るのかもです。
あ、別に似せようとなんて全く思っていないのでしょうけど。しかも、「たん吉」を知らないでしょうしね。
次回は「上カツ丼」を食べたいと思います。聞くところによりますと、「上カツ丼が卵とじ」で、「カツ丼はタレかつ丼」との事です。「上」って表現ですと豚肉の質が高いことを示すと思うのですが、岩戸屋さん独特の表現になっております。
こちらのお店に来た際は、ぜひ近くの廃線になった新潟交通電車線の旧・月潟駅で「かぼちゃ電車」の愛称で親しまれる、当時の車両と駅舎を見学されることをオススメします。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:新潟市南区月潟1582