昨年の年末に発表された『大盛り研究所特別編・ユキヒロックアワード2022』にて、『予告ホームラン賞』受賞店が早くも登場です。(メニューは違いますが)
しかも、それ以前に『大盛り研究所 / 訪問難易度高め! 燕市・三条市の隠れすぎ名店巡り。』という回にも登場している燕市の超レア店。
その名も「川又食堂」。もういい加減、通い慣れてきてるはずの自分も、何度行っても一度通り過ぎます。(;^_^A
もともとは、本業は酒屋さん(川又酒店)で、副業でこの食堂を始めたとのこと。
ガラガラって引き戸を開けますと、、、無人食堂な様相。(笑) 調理は奥さんがされていますが、給仕は旦那さんである店主が担当。
店主さんは出前もされているので忙しく、週末とかは常連さんで貸切状態になっていることが多くて、私も2度ほど「今、配達行ってるから留守らいね~!」とか、「今日は貸切らいね~!」と、常連さんと思しきお客さんから教えてもらい諦めた経緯がありました。
その分、読めばわかる…コミュニケーション不足を壁一面に貼られた掲示物で補っておられます。
「ゴッホより~、普通に~、ラッセンが好き~」(久しぶりに見ましたが、雑誌か何かの切り抜きでしょうか?)
「水よう休日」って、極秘情報を入手。盗み見ですけど(;’∀’) さーせん! でも、「水よう休日」って、お店にとっては休日でしょうが、別に全国的に休日ではない…まさに、水曜どうでしょう?(笑)
メニューはこの時点(2021年)より値上げされております。2023年1月17日に伺ったので、その時はかつ丼は840円(大盛り+50円は変わらず)でした。
それでも税込みで、かなりお安いと思います。
店主がお冷を運んで来られる時に、丁寧な「テレビリモコンの使い方説明会」が開催されます。もうこれは入店の儀式、燕弁?分水弁?の独特な優しい方言を駆使し、呪文のようにスラスラとした台詞の言い回しが聴きどころです。(^^) 台詞は完成形、仕上がってる感満載です。
もう、これを聞かないと注文できないシステムと諦めて、耳の穴かっぽじって一字一句聞き逃さぬようお気をつけください。
そして、今回頼んだのは、、、かつ丼。(カツカレーも激オススメです)
しっかり丼には蓋。その上にはお漬物の小皿が鎮座、鎮座DOPENESS。
「これこれ!カツ丼はこのスタイルじゃなきゃ!」 アクロバティックな、かつ丼の登場に拍手!喝采!
このバランス感覚、キグレでも木下でもなく、川又大サーカスです! 更にお味噌汁と、黄色い玉子豆腐がつきます。丸い銀のお盆が素敵♪
「かつ丼なのに、ステーキ(素敵)!…とはこれ如何に?! 」(^^)/
今はなき、分水の名店「ライオン食堂」の丼を彷彿とさせる見とれちゃうくらい良き器。
丼は昭和なサイズで少し小さめなのですが、丼のサイズに対してトンカツが大きすぎて、仕方なく2段重ねになってると言う…もうなんかね、涙なしでは見ていられないくらい、愛が大き過ぎるカツ丼なのであります。
「オーーーーーープン・ザ・フッタ!」
「見てー!!」
「見てみてー!!」
「見て見てみてー!」( ゚Д゚)
大きなトンカツのお肉には柔らかくするために、包丁の切れ目が入っており、筋切りの他にドンドン♪と肉を叩いてる音が奥から聞こえてきますので、そういう手間を惜しまずに調理されてる結果が二段重ね、大きなカツ丼に繋がっております。
「ユキちゃん☆感激! 完食! 感無量!」
一言で申しますと、、、「今、喰らうべき! カツ丼がそこにある。」
精算時、830円の支払いに対して千円札をお渡ししますと…「はい、千円ちょうどいただきますいね、、、じゃ、お釣り170円。」って言われながらお釣りを受け取るのですが、「ん?!」って一瞬なるのは、私の心が疲れているせいなのだと思います。
できれば、千円ちょうどの支払いの時に、千円ちょうどお預かりしていただきとうございます。(;^_^A
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:燕市横田12944
乗りに乗ってますねー、それだけ良かった!って事だとお察しします。
「丼ぶり蓋の上の漬物」久し振りに見ました!なんだか心が震えています。
欲を言えば柴漬けか福神漬けで赤見があったら・・・w
昔はお盆から下しての配膳だったのが最近はお盆ごとになったからでしょうか?
こういう知らず知らずの内に消えて行く食文化?ってあるのでしょうねぇ・・・
切れ目を入れた肉も歯が弱くなったジジイには好都合です。
行ってみたいと思います、好き情報をありがとうございます。
コメントありがとうございます。嬉々として文章も弾んでしまいました。
ぜひぜひ、行ってみていただきたいです。
親の仇かのように、奥の厨房で肉を叩く音が聞こえてくる、
カツカレーもおすすめです。(^^)