三條新聞、記者( Y )です。
「オレ、未来人。未来人パルム」の取材記録になります。
あの日、たまたま取材で近くを通りかかっていたので、目撃してしまったのですが、三条市のパルム公園のモニュメントの下に突如として現れた「未来人パルム」は、また唐突にその姿を消したんです。
「いや、消えたのではない! 見えてないだけだった!」
…裸だと思われた姿は、実はあの熱光学迷彩【(C) 攻殻機動隊 】だったようです。未来では実用化されてたみたいです。
彼は、パルムから五十嵐川に架かる昭栄大橋を渡り、いわゆる「川向こう」のたもと、三観荘を横目に、もう少し早く開通していたらパルム1は存続できていたかも知れなかった『遅すぎた!南北縦貫道路』を走り抜けました。
未来では田園しかないと聞かされていた東新保…まさか?!スターバックスが出来たことを知らなかったのでしょう。
「東新保ニ、スタバ! 東新保ニ、スターバックス、、ガ、、、アル!」
(…嘘ダロ?)
未来人パルムは驚きのあまり、スタバのテラス席の前で思わず、その裸体姿(熱光学迷彩を解除)を見せてしまったようです。
「キャー!」
三条高校の生徒たちの悲鳴が響き渡り、JR三条駅前交番から緊急車両がサイレンを鳴らして飛んでくる事態に…。
「シマッタ!」
未来人パルムは、また姿を消した。
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次に現れたのは、JAえちご中越の農産物直売所『ただいまーと』。
国道8号を挟んだ向かい側には、その昔、『青山パルク』と言うファミレスの先駆けのようなお店があったことを、未来人パルムは知る由しもなかった。
もう少し南方面、見附市寄りに「ステーキ さる~ん」もあった。記者になって初めての給与で食べに行った思い出のお店。
北方面には『オレンジハット』と言うゲームセンターがあって、その敷地に『焼肉MiMi』があったのだ。その後、焼肉MiMiは十日町に移転し『ラーメン専科たかみち』になったと言う噂もある。
他にR8と言えば、「割烹食堂 中越」が、まだ「中越ドライブイン(通称:中ドラ)」で、「カマラード(華祥)」もあり、飲食店が多かったが、現在は中ドラ以外、ほぼ壊滅状態。
中ドラ前のセブンイレブンには、その昔、三条市内の学校給食の牛乳を一手に引き受け、提供していた「中越牛乳」が建っていた。
同じく三条市内の学校給食のパンを提供していた「たらだや」こと、鱈田屋のパンと対になり、三条市民の身体を形成してきたのは、大きく分ければ、この2つで成り立っていたと言っても・・・過言ではあるが、足の小指の骨の一部くらいにはなってるような気がします。
つまーり!…「三条っ子は、鱈田屋のパンと中越牛乳で出来ている!」なのである!
みんなまだ、三条市ではなく合併前の ”栄町” だった頃。
後日、彼に独占取材に成功した時に、こんな話を聞いた。
「未来ノ友達ニ、”青山パルク” ッテ奴ガ、イルヨ。」
天才物理学者ブルース・バナー博士がガンマ線爆弾実験中に大量のガンマ線を浴びてDNAが進化し、感情が怒りに触れるとアドレナリンが活性化。
緑色の巨人『超人ハルク』に変身してしまうが、その孫にあたる『青山パルク』が、どうやら彼の友達のようだ。
「見附市『大衆焼肉 きらく』ノ、肉が買エルト聞イテ来タ!」
その通り、この店舗では「アカ・シロ」は勿論のこと、「カルビ、コブクロ、ナンコツ、レバ、ハラミ、ハツ、豚タン」と、お店のメニューがタレなども付いてそのまま買うことができるのだ。
見附の「きらく」 2024年4月で創業63年。つまり、1961年(昭和36年)創業と言うことになる老舗。彼が暮らす未来でも現存してるとのこ。
「オレ、コノ肉ヲ持チ帰ル為ニ、未来カラ来タ。」
未来で流行した人類の存亡を揺るがす、謎のウイルスの特効薬として、きらくの「大衆焼肉」が効くことが証明されたそうなのです。
特に、この2種のタレ。
甘口と辛口を混ぜることで生まれる物質に、抗ウイルス性が確認。
「オレ、コレヲ持ッテ、未来ニ帰ル! ミンナ待ッテル!」
きらくは、世界を救うのか?!
「未来に、このコロッケを持っていくと良いナリ!」
店先に現れたのは、身長およそ50 cm、幅約30 cm、体重は約10kgのロボット…からくりロボット?
「ワガハイは、コロ助ナリよ!」
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『三条今昔物語』 第二部…完。
(…てか、次の物語の主人公、登場シーンで終わるパターンなんだね。)
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ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:三条市福島新田丁634
公式サイト:JAにいがた南蒲改め、JAえちご中越 農産物直売所「ただいまーと」
尚、この時、未来人パルムから支払われた未来のお金は「壱億円」。
未来のお札の肖像画は、福沢諭吉ではなく、、、
「い・け・な・い ルージュマジック♪」 なのであった。
(たまたま、家にあった壱億円のタオルっす。教授にちょっと似てて笑った。)
三条今昔物語 第三部に続く。
おそらく、からくりロボット・コロ助(コロちゃん)が下田地区を舞台に活躍するお話と思われます。
お楽しみに♪

















