魚沼市(旧・小出町)の「そば処 富永」。
狭い小路の奥まったところにあるお店で、以前、バイクでお店の前を通った時に見つけ、とても気になっていたお店です。
「風情、ありますなぁ~♪」
なぜか、紗が掛かり、ぼんやりとした写真になってますが、、、お品書きです。
あれ? やはり、この日はカメラの調子が悪かったみたいです。
ずっと女優さんみたいだ。(^^ゞ
迷って末に選んだのは…「もりとかつ丼」。
「おお! グッド・ルッキング! イケ麺&イケかつ丼っすね。」
バイクで前を通った時に、ビビビと来た予感は当たったようです。我ながら、良い勘してます。
特に、この、かつ丼が素晴らしいビジュアル。
カイワレ大根でなく、三つ葉だったら尚の事よかったですが、それにしても半熟具合や、黄身と白身の割合いバランスが素敵。
蕎麦は太目で腰がしっかりしたタイプ。
好みでしょうが、もしかすると温かいお蕎麦の方が似合うのかも知れません。
両親を連れだって行ったので、母親は温かい蕎麦の方が好きで、しかも天丼好きなので、おのずと「たぬきと天丼」というメニューになりました。
天丼好きな癖に、海老天が苦手で毎回、父親に食べてもらってます。
なので、たぬきそばはバッチリですが、
天丼の海老天は父親のかつ丼の上に移動。お引越し、転勤です。
“転勤” というよりは、”天勤” でしょうか?(上手いね、どうも)
小鉢は「おから」。
「卯の花」や、「きらず」なんて呼び方もあるようですね。
いずれも同じもので、豆腐を作る際に出る大豆の搾りかすのことで、つまり『大豆の殻』の意味。
おからは、『から』に『お(御)』を付けた呼び方で、漢字では『御殻』などと書くそうです。
一方、『から』という呼び方には『空っぽ』という印象があり縁起がよくないため、「卯の花」=ウツギという花が白くて小さい植物が、おからに似ていたため別名になったそうです。
また、『雪花菜(きらず、せっかさい)』『大入り(おおいり)』などの別名もあるそうです。
雪花菜は、中国でのおからの呼び名『雪花(シュエホワ)』から付いたもので、『せっかさい』はウツギの別名で、きらずは『包丁で切らずに使える』という意味と『商売相手との縁が切れないように』という意味から呼ばれてるそう。
なお、この雪花菜という字は、おからの当て字として使われることもあるので『雪花菜』は『きらず』『せっかさい』『おから』という3通りの読み方があるんだそうです。
また、『大入り』は寄席で使われる縁起のよい言葉で、調理法の『炒(い)る』という言葉に重ねて付けられたようです。寄席芸人の間では、『から=空席』を連想させる縁起の悪い呼び名を避けるためにこう呼ばれていたそうです。
おしんこ。
ちなみに、ちょっと気になったのですが、うかんむりの「富田」と、わかんむり「冨田」の違い知ってます?
もともと「うかんむり」の富田と言う苗字があって、富田は「お米が豊富にとれる苗字」だったらしいのですが、その分家になった弟の田ではあまり米がとれず、悩んでいた弟に兄である富田が、苗字を変えることを提案。
米がたくさん獲れる本家を「富田」とし、米があまり獲れない分家を「冨田」とした説が濃厚なんだそうです。
なんか、納得いかない妙字な話…いえ、苗字な話。(^^ゞ
「よく、わか(ら)ん、むり」(…わかんむり)
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:魚沼市小出島595−5
















