長岡の笹崎にあった、伝説の横浜家系ラーメン店(オーバーか?)、「高野家」。
その高野家が数年ぶり? 数十年ぶり? に見附に復活して、はや2年? いや3年?
「見附に高野家ができるみたい」と聞いた時は、にわかには信じられませんでした。まさかあの高野家が復活だなんて!
長岡時代の高野家は革新的で、新潟における家系ラーメンの元祖的なお店でした。家系ラーメンを新潟で出したのは高野家が先か心一家が先か、ってくらい。
濃厚白濁豚骨醤油に鶏油、中太ストレート麺、薄くスライスされたチャーシュー、ほうれん草に大きな海苔。その他の具はトッピングで、麺のかたさ、味の濃さ、油の量など、お客さんの要望を細やかに聞いてくれるというスタイル。当時、斬新でした。
人気があったのに急に閉店してしまったのですが、その後、「濱之家」を立ち上げて数店舗を構えるまでになったとか‥‥。そして高野家も見附に復活。めでたい。
自分の高野家でのイチオシは、「ラーメン ヤサイ」です。
ショッパめの家系ラーメンに野菜が乗って塩辛さを軽減。アンド、ボリュームアップ。さらに、ヘルシーさまでアピール(誰に対して?)。Go to Hellシー。
しかーし、今回は! この「魚だしらーめん」をチョイース!
なぜかというと、当時の新メニューだったから(1年前のことですので‥‥) 。
「魚だし」のネーミングは、「碧空麺舗」の「魚だしたっぷりらーめん」を思い出させます。奇しくも同じ見附のお店で、碧空麺舗の店主も横浜家系で修行されたと聞いてます。
でも、高野家の魚だしらーめんは「碧空麺舗ト全然違ーウ!」でした。
豚骨の濃厚加減・粘度加減が違い過ぎるし、高野家のは家系全体の特徴である強いチー油が味の印象を全部持ってく感じ。魚介系スープをプラスしているのは確かに分かりますが、一口目は鶏に持っていかれます。
つまり、鶏口牛後ならぬ「鶏口豚後」(けいこうとんご)。‥‥ことわざの元の意味がどっかに飛んでっちゃいましたね。豚(トン)でイスタンブール。
やっぱり高野家はヤサイらーめんが好き、かも(やっぱり猫が好き、のノリで)。
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:見附市市野坪町76-2