本寺小路から進んで、以前アーケードがあった昭栄通りの、出口の? 入口の? 角。パルム側って説明も、今となっては伝わりにくい。
アーケードの出口と入口は、人によってそれぞれ違う。‥‥ってのは、なんか、深いな。
年季の入った店構えだけでも見に行く価値あり!の大黒亭居島店。三条カレーラーメンののぼりも華やかに揺れています。
ここの「中華そば」は、自分の中では最も「そうめん」に近い位置にあるラーメン (^_^;)
実は、大黒亭3店舗の中では居島店のラーメンが一番好み。
素朴とも言えるし、繊細とも言える、濃い味だらけの世の中にあって稀有な存在だけど、舌に意識を集中して食べてみてほしいです。十分な旨味が出ている、と僕は思うのですが‥‥。
年配のお客さんがサッと来て、サッとすすって、サッと帰る姿は粋だ。
高度成長期、どこの商店街も生き生きしていた。昭栄通り自体が最先端で、ずいぶんハイカラだったんだ、と思う。事実、自分が子供の頃は、ちょっとおめかしして行くような感覚がありました。
本屋さん、洋服屋さん。文化の最先端はいつもここからだった。みかづきのイタリアンとか、ファーストフードの走りもこの場所からだった。
少し歩けば「まるよし」とか、だいぶ歩けば「長崎屋」とか、デパートというか、スーパーが大きくなったようなお店がいくつかあって、そこが一大アミューズメントだった時代。
屋上のイベントで東京の芸能人を初めて生で見たり。強烈だったのはクジラが来たこともあったように思います。イルカくらいの小さなクジラでしたが、当時は驚きました。
休日、何か買うわけではないけど、家族や仲間たちとそんな場所に出かけて、最上階のレストランでお子様ランチやオムライス、パフェとか、そんなのを食べて帰ってくる。‥‥ただそれだけだったけど、凄く楽しい娯楽だった。
何にもなかった分、頭の中は常に欲しいものでいっぱいだった。でも、今は「本当に欲しいものがない時代」。大抵のものが揃っていて、少し我慢すれば事足りる。それが果たして幸せなのかどうか、難しい。
「出口と入口は人によってそれぞれ違う」ってところに似てるのかも。‥‥深い。(話が戻るあたりがニクい演出)
変わらぬたたずまいを見せる大黒亭居島店も、代替わりでしょうか? 最近はセットメニューも増え、夜の営業も始めたようです。呑んだ後の〆ラーメンとしては胃に優しくて、少し小ぶりな丼もちょうどいいサイズかと思います。
人気メニューは、やはりカレー中華。そして焼きそばかな?
本店も松屋小路店もお店を新しくしたので、この居島店の建物は文化遺産的な価値がある、と思います。三条っ子としては、いつまでも続けていただきたいお店のひとつです。
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:三条市居島2-26
こちらで
一反木綿のようなワンタンメン食べた記憶がありますが
一切油の浮いていない 素晴らしいラーメンだったと記憶しています
壁に 焼きそばの新聞記事?があり
それを頼むんだった~!と、悔しい思いをしましたw
今年はあの!
わさびの冷中を!ひげ兄さんと!(爆)
ありがとうございます。三条っ子の心意気を感じていていただき、誠に嬉しいです。
冷やし中華のある夏の来条であれば、大黒亭の本店と、居島店との2杯比較という荒業をぜひお薦めしたいです。
私も微力ながら三条へお越しの際は一緒にご接待させて頂けると幸いです♪♪