「孫四郎=まごしろう」と読みます。「まごしろ」と発音する方も多いです。
長岡市を中心として県内県外に数店舗あるようですが、実はお店の中で食べたことがありません。こちらの「へぎそば」は、我が家と言いますか、我が実家の年越し蕎麦なのです。
ものすごく美味しい‥‥というわけではないのですが(失礼)、なかなかリーズナブルなお値段。写真のは4人前で、2500円弱くらいだったと思います。
年越しそばは、別に天ぷらを頼む時もありますが、「ごっつぉ」とお酒があるので蕎麦だけで十分です。
「ごっつぉ‥‥?」
新潟県外の方のために説明しよう! 新潟弁で「ごちそう」の意味で、新潟では「年取り膳」といって、大晦日にごちそうを食べる習慣があるのだ!
へぎそばについても少し説明しないとですかね? 十日町市や小千谷市・魚沼地方を発祥とする蕎麦で、つなぎに布海苔を使うのが特徴です。
魚沼は織物業の盛んな地域で、布海苔は着物の糊付けなどに使われていました。それを蕎麦のつなぎに使ったわけですね。
へぎそばの「へぎ」は、蕎麦を盛り付ける四角い木の箱のこと。漢字では「片木」と書くらしいです。
へぎそばは、ざるやせいろと違って複数人で食べるものなので、ひと口大に丸めた蕎麦を人数分だけ盛り付けます。
そのせいなのか数え方も独特で、二人前を「五合」、四人前を「一升」のように呼びます。平均的な価格は、一升で3千円前後でしょうか?
また、へぎそばの薬味は、もともとはワサビでなくカラシだったのだそうです。私も知らなかったです。今度、カラシで食べてみたいと思います。
「‥‥って、なんでいきなり年末? 年越し蕎麦の話なんだ?!」
それはですね、記事にするのにタイムラグがあるせいなのです。
旧・大盛りユキヒロック時代からなのですが、食べた順にのんびり記事を更新している間に、とうとう丸一年遅れになってしまいました (^_^;)
つまり、このへぎそばは2014年の年越し蕎麦。てことは、9ヶ月遅れにまで縮まったわけですよ!
わーい、やったー! パチパチパチ♪ あけましておめでとう! これぞ「へぎも積もれば蕎麦になる」です (^^)v
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:見附市坂井町372-5
追記:2021年9月ごろ?見附市坂井町2896-2に移転されました。