お待たせしました、「雑草を食べてみる会」の時間です。‥‥え? 誰も待ってない?
そう、あれは2017年春。路傍のハルジオンを見て抱いた、「これって食えるのかな?」という単純・純粋・素朴な疑問。
ついに雑草まで食べ始めたあの頃(遠い目)。突然めざめた雑草魂は、飽くなき探究心か、野性の証明か。それとも単なる食いしん坊万歳か?
時は巡り、2018年春。名もなき草花が芽吹く季節がやってまいりました。雑草を食べてみる会2018、スターティン!
ふきのとうの天ぷら、ふき味噌
「ふきのとうは山菜でしょ!」とのツッコミもございましょうが、うちの庭に生えてきたやつなので雑草ということでひとつ(笑)。
この空どこまで高いのか、春の風物詩ですね。天然ものなので、まず下ごしらえ。
水洗いして土を落とし、根本を切り落として皮をむきます。ふきのとうに限りませんが、野草を食べる時はよーく洗ってしばらく水に浸けるとよいみたいです。アク抜きにもなるので。
一番簡単な食べ方は、たぶんこれ。
天ぷらです。下茹で不要、衣をつけて揚げるだけ。
定番の調理法と言いますか、真っ当真っ当しごく真っ当。続けて書くとゲシュタルト崩壊起こしそう。春の香りがするごちそう。
こちらも定番。
ふき味噌です。アク抜きしたふきのとうを刻んで、味噌と砂糖と一緒に中火にかけて練ります。アク抜きは軽く茹でてしばらく水にさらせばいいです。
こういうのって子供の頃はまったく興味なくて、美味しいとも思えませんでしたが、おっちゃんになりますと「ええねぇ~♪」です。
ホントごちそうですなー。身体の毒素を排出してくれそうなほろ苦さ。デトックスして苦み走ったいい男になれます。
ごちそうさまでした。。。。
つくしの卵とじ
ふきのとうはフキの花芽ですが、つくしはスギナの子供みたいなのものだそうです。
土手とかを埋め「つくし」てる光景を目にすると、「春ねぇ~」ってなりますね。「お、食べ放題じゃん!」と思ったあなたは‥‥なかま、なかま、なーかーまー♪(君だけや!)
つくしも山菜なんですけど、山に行かなくても採れる身近な存在なので、雑草扱いしちゃいます。以前から食べられるとは聞いてましたが、初チャレンジ。
摘んできたのをよく洗って、
茹でて、油で炒めて、
めんつゆで味付けして、油揚げなど入れてみたりして、
卵でとじちゃったりしたら、できあがり。
シャキシャキしたワラビみたいな感じです。雑すぎる下ごしらえでも無問題、全然食べれたというか、むしろ美味い。ちゃんとハカマ(節のとこのカサカサしてるやつ)を取るとかすれば、もっと美味しいと思います。
ちなみに、頭のとこは取らなくてもいいみたいです。あれが筆みたいだから「土筆」と書くらしいので、残したほうが映えるかもですね。
ごちそうさまでした。。。
たんぽぽのおひたし
結論から申します。たんぽぽ、美味し!(断言)
そこらへんで適当に摘んできました。たんぽぽは山菜ではないですよね‥‥? 雑草とも言わないかもですけど。
よく洗って、
茹でまーす!(急にアムロ)
水にさらしてアクを抜き、ポン酢をかけていただきます。たんぽぽのおひたしです。
美味い! うんめ~! そうよ、うんめ~いが用意してくれた大切なレッスン。マジで美味しいです。
苦いのかと思いきや、むしろ甘みさえあるような、ないような。‥‥綿毛みたいにフワッとした感想ですなぁ~。
天ぷらにしても美味しそう。たぶん、そのままサラダにして食べてもイケそうです。
追記:ググってみましたら、タンポポのサラダはヨーロッパとかで食べるようです。根っこは代用コーヒー(たんぽぽコーヒー)にしたりするそうで、あちらでは割と身近な食材なのかも。
ごちそうさまでした。。。。。
◇◇◇
というわけで、雑草を食べてみる会2018・前編をお届けしました。前編は美味しくて綺麗な思い出でしたが、後編は思い出したくないような「雑草苦闘篇」です(笑)。待て次回!