ユキヒロックの3分クッキング / 雑草を食べてみる会2018、ヒメオドリコソウの巻。

雑草を食べてみる会2018、後編です。前編はこちら

まずは見てみてくださいよ、この写真。

ヒメオドリコソウ(2018年4月)

春の空き地に咲いてた、小さな紫の花。葉っぱの緑との対比がエヴァンゲリオン初号機っぽい。

美味しそうな色なので、ずっと目をつけておりました。君の名は‥‥?

ヒメオドリコソウ、というらしいです。なんてかわいらしい名前でしょう。

ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本には明治ごろ入ってきたのだそうです。青い瞳の踊り子さん? シソの仲間で、ヨーロッパでは食用にするそうじゃないですか。

ルンルン気分で摘んできました。わたしは大盛りです、なまえはルンルンです♪

摘んできたヒメオドリコソウ

改めてよく見ると‥‥毛深い(笑)。

細かい棘がビッシリで、ちょっと嫌な予感がしましたが、まずは雑草食の基本作業から。

ヒメオドリコソウ 2018-04-03 004

アク抜きです。つっても、よく洗って、しばらく水に浸しただけ。

でも、おかげで葉っぱがシャキッと‥‥しませんね。(しないんかい!)

全然シャキーン (`・ω・´) じゃありません。むしろショボーン? (´・ω・`)

茹でます。

ヒメオドリコソウを茹でる

茹でながら、どうやって食すか考えます。

湯気のにおいが「ワイルドだろう~?」な感じ。いかにも雑草な、野性のにおい。

悪い予感が悪寒に変わる。気分が悪くなってきた‥‥。こいつはヤバい、明らかに!

困った時にはこの調味料です。

ヒメオドリコソウ 2018-04-03 017

♪テテテテッテテー み~そぉ~(大山のぶ代ボイス)

そうです、味噌です。味噌は強い調味料、この野性のにおいでもなんとかしてくれる! いえ、なんとかしてほしい!

祈りつつ、いざ! 実食!!

No Good!

く、く、食えるかぁーーーーーーーーーーっ!

土の味しかしませんでした。土、食ったことないけど。

食べたことのない土の味がするって、どういうこと? 葉っぱのトゲトゲのせいで食感もひどい!

においは「濡れた子犬のような」です。ワインの場合は熟成してるの意味で使うようですが、ヒメオドリコソウの場合は文字通り、そのまんまの意味。

不味い。今でも忘れられないほど、不味い。

このブログで「不味い」という言葉を使ったことって、たぶん今まで一度もなかったと思うのですが、それくらい不味い。「紫のけむり」ならぬ「紫の悪魔」です。

ヒメオドリコソウ‥‥きみら、ヨーロッパから来て踊ってる場合ちゃうでぇぇぇぇぇ!(心の叫び)

いやはや、「煮ても焼いても食えない」がホントにあるものだとは。「草っても鯛」ではなかったってことで(草だけに)、雑草を食べてみる会2018・締めの挨拶といたします。

雑草を食べてみる会、合言葉は「よくよく見れば世界は食べ放題!」です。来年も‥‥やるのかな? やらないかも (^o^;)

ごちそうさまでした。

追記:よくよく調べてみましたら、ヒメオドリコソウは「若い葉」を食用にするのだそうです。紫の悪魔になったのは、草全体を雑な下ごしらえで食べたからかもしれません。

花は小さいですが蜜がとても甘くて、花を折り取って根本から吸うと美味しいみたいです。また、干したものをハーブとして使うと、発汗・利尿・鎮痛作用があるそうです。

投稿者:ユキヒロック

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