加茂のセアブリスト御用達のお店、「成龍」(せいりゅう)。
「まあ、何ですのセアブリストって? 背脂大好きな人達の愛称のおつもりかしら?」(お嬢様)
‥‥おつもりです。アンド、逆光すぎる写真で恐縮です。
いただいたのは、先回と同じく中華そばの大盛り大油。
成龍の店主は、燕背脂の元祖・杭州飯店で修行されたとのことです(背脂の系譜もご覧ください)。
メタル丼なので見た目の印象はだいぶ杭州飯店と違いますけど、お味は確かに燕背脂のメインストリーム。直系な王道感の漂う一杯です。
しかし、「成龍」ってなんかどこかで見たことのある字面だな‥‥と思ったら、あの人ですよあの人。香港の大スター。
分かります? そう、「ジャッキー・チェン」なのです。
ジャッキーは、漢字の芸名が「成龍」。広東語だと「センロン」で、中国語だと「チェンロン」だそうです。
英語の芸名は「Jackie Chan」で、Chanは本名の「陳」。欧米では「ジャッキー・チャン」なのですが、日本では「ジャッキー・チェン」。
チェンにしたのは、「ジャッキーちゃん」になっちゃうのを避けるためなのだそうです。マイケル・ジャクソンがマイコー・ジャクソンでないのと似てるかも?(似てねーよ!)
ブルース・リーに続くカンフー映画のスターとして売り出すには、やっぱ「ジャッキー・チェン」で正解だったのかもです。‥‥あ、でも千葉真一さんは「千葉ちゃん」ですねw
自分のジャッキー映画のピークは、中学時代・1980年台前半くらいの頃ですかね。Wikipediaで調べてみますと、
だそうです。いっぱい公開されてますね。ポリス・ストーリーは1985年公開とのことで、もう中学生ではないのですが、ド真ん中です。直撃です (^^)
スタントマンを使わないジャッキー。あの頃の教室での話題は、「ジャッキーが撮影でどんだけ凄い怪我をしたか」でした。
高い塔から落ちて首の骨が折れた!
落石に頭が挟まれた!
鼻が砕けた! 背骨が折れた! 骨盤が折れた!
「マジか! でも、それでどうして生きてんだ?!」みたいな。
こういうのって、大抵、また聞きのまた聞きというか、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子が聞きつけて、それを学校で話すわけです。
そこに中学生男子のおバカな空想や妄想が加われば、「不死身のジャッキー・チェン」のできあがり。でも、ジャッキーが大怪我してるのは事実なので、それで全然間違ってない! 凄い!!
「映画館で映画を観る」ってのが、まだ大衆の娯楽だった時代でした。今より映画がたくさん作られてたのか、二本立ても普通にありました。
あと、映画館じゃないとこで野外上映するみたいなのも結構あったんですよね。
三条警察署の向かいあたりに「パピーホンダ」というホンダディーラーがあったのですが(たぶん今のHonda Cars 県央の前身?)、そこのイベントで「プロジェクトA」を観た記憶があるんです。
たしか、夜ってか暗くなってから、ビル(たしか「パピー会館」って名前?)の白い外壁をスクリーン代わりに上映してたような気がします。記憶違いしてるかもですが、めっさ懐かしい。
僕と、ジャッキー・チェン。‥‥成龍の店名の由来は分かりませんが、そんな昔話でした。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:加茂市柳町2-4-20
大盛り様、お疲れさまです。
成龍の店主様は杭州飯店のお弟子さんの中でも、勉強熱心でなかなかの腕前だったそうです。
杭州飯店の現在の店主様と比べても、麺の湯切りや製麺技術に関しては、成龍の店主様が一歩リードしておられたようです。
杭州飯店を始め燕三条背脂系ラーメンと呼ばれる商品を提供する店舗は自家製麺のお店が多いですが、燕市穀町にあった福来亭本店は初代店主が亡くなられた後は、麺を製麺所に外注していたと、ちょっと驚きの事実があったのです。
そして福来亭本店がまだ初代店主で切り盛りをされていた頃は、旧関屋福来亭の女将さん(初代店主の娘さん)もこちらで修行をされていたそうです。
ちなみに徐医院の土曜日の午後は、福来亭本店の中華そばが必ず賄い食に出されていたそうです。
トッキイさん、コメントありがとうございます。
確かに福来亭本店と、杭州飯店では麺が違っていましたね。
関屋福来亭も小新に移って、すっかり綺麗で大きなお店になりましたね。
病院で福来亭!良い時代だったですよね。(^_^;)