田上駅の中にある立ち食いそば、「あじさい売店」。
過去記事では、「美人すぎる」とか、「すぎない」とか、勝手なことを申しまして、誠に申し訳ございませんでした。
女性は全員美しい。「ああっ女神さまっ」です。
いえいえ、そういうことは、立ち食いそばとこれっぽっちもハッチポッチステーションも関係ないのでした。深く反省しております。
そもそも、駅なんだから食ってないで電車乗れよって話ですよね。重ね重ねすいません。
でも、今回も乗らずに食べるだけでした (^_^;)
「コロッケそば」です。
といっても、あじさい売店のメニューにはのってない、セルフコロッケそば。「かけそば」370円(だったかな?)に、「手作りコロッケ」100円をオンして、ハイできあがり!
あじさい売店のコロッケは手作りを謳ってますが、個人的には、コロッケそばのコロッケは「安い冷食のコロッケ」であってほしいです。
コロッケそばのコロッケは、いずれ汁まみれになってしまう存在。正しいコロッケじゃダメなんです、眩しすぎます! 極力安い、冷食のコロッケじゃないと。
そして、そのコロッケを揚げる油は「疲れた油」であってほしい。
からあげやら、フライドポテトやらを揚げた後の、フレーバーがきっちり付いた油。「もうコレ以上揚げられません!」ってくらい使い込まれた、これがホントの「お手揚げです!」ってくらいに熟成した油。
その熟成油(?)でベチャ~っと揚がったコロッケが、良い! 新鮮な油でカラッと揚がったコロッケより、良い!
そんなコロッケそばの魅力は、なんと言っても「溶ける」ところ。
熱いそばつゆに浸ったコロッケが、マッシュポテト&ひき肉に回帰していく、それがいい。結果より過程。
徐々に崩壊するコロッケの衣は、枯れていく花のよう。母なる大地(そばつゆだから海か?)に帰る、浄化されるようなイメージなのです。
揚げ物を汁に浸す愚行は、背徳の美学。そして、なんかマゾヒスティックで淫靡。IKENAI! いんびテーション by こしばてつや。‥‥古っ!
衣を剥がされたコロッケは、都会の生活に馴染めず、夢半ばで故郷に帰っていった先輩。
「あの頃は、どうしょうもなく芋だった‥‥」
丼の底に沈んで、あるべき姿に帰ってく感じは、原点回帰? 「各々のアイデンティティーを見つける作業」ですわなぁ~(って言われても‥‥)。
なお、あじさい売店の揚げ物は、売り切れることがございます。常にセルフコロッケそばできるとは限らないので、ご注意ください。
コロッケがあるかどうかは時の運、これがほんとの「時そば」ってやつですが(違うでしょ)、時そばといえば柳家喬太郎さん!
なにせ、マクラが面白い! コロッケそばをネタにしたマクラは、時そば本編より面白い!
いえ、ほんとはマクラのほうが面白くっちゃダメなんでしょうけど、とにかく喬太郎さんの時そばは「コロッケそば」と呼ばれてるくらい有名で、「コロッケそばの噺家」と揶揄されるほどなのです (^_^;)
興味のある方は、YouTubeで検索してみるといいかもです。蕎麦の「すすり芸」も見事ですよ。いよっ、日本一!
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:南蒲原郡田上町大字田上 JR田上駅内
公式サイト:あじさい売店
なんだか
すごーくチカラが
入ってますね!
コロッケそばへの
愛が溢れているようです!
私もかき揚げの後の
エビフレーバーオイルの
揚げ物 好きです!
つ、つ、伝わってしまいましたね。(^_^;) B級好きですので、つい熱くなってしまいました。
つゆに浸され崩れていくコロッケを
”「あの頃 どうしょうもなく芋」だったと、夢半ば、故郷に帰っていった先輩”
と擬人化するところに立ち食いそば愛を感じますw
私は春菊天に生卵+ミニカレー丼が大好物です。
春菊天ぷら いいですね。 生卵も似合います。蕎麦にミニカレー丼で軽食から、ちゃんとした定食になりますね。(^^)素敵です。
立ち食い蕎麦の魅力はなんと言ってもリーズナブルな値段ですよね(^o^)
普通の(何を基準に普通なのかは解りませんが)蕎麦屋で食べたら、天ぷら蕎麦なんか800円以上はしますもんね(汗)
時そばと言ったらやっぱり柳家喬太郎さんの噺が最高だと思います。
柳家喬太郎さんの時そば・・・最高ですよね。枕のコロッケ蕎麦も良いし、蕎麦をすする所作は、完全に蕎麦が見えます。(^^)