ども、晩酌は新ジャンルの男です。
新ジャンルって、「新」って付いてるからなんかナウい感じがしないでも‥‥しねーよ! (^_^;)
でも、本物のビールよりアッサリしてて呑みやすい・とっつきやすい気はします。各社の激しい競争により、味の向上も目覚ましい。それに、なんつっても安い!
この先も段階的な増税が予定されてますが、消費者としてはありがたい。アタクシ新ジャンル派です。
というわけで、今回は新ジャンルのお話なのですが、中身はこの際おいといて(おいとくんかい!)、缶のデザインについてしばし考えてみたいのです。
まずはこれ。キリンビールのどごしストロング、出てこいやー!(髙田延彦さんの声でお読みください)
黒です、黒い缶です。発売時のニュースリリースによりますと、
力強い味覚を感じさせる黒を背景に、商品特長を瞬時に伝達する「STRONG」と「アルコール7%」を視認性高く配し、ガツンとうまい飲みごたえを表現したデザイン
なのだそうですが、これは問題作ですよ。「黒い缶は黒ビール」てのが日本の常識じゃないですか!
近年の日本では「女子用は赤やピンクで、男子用は青や黒なのは男女差別だ!」「性別によらず個人が好きな色を使おう!」みたいな風潮がありますね。
それを強制するとまた別の差別になっちゃうのではと思ったりもしますけど、ビールの世界では誰がなんと言おうとも「黒い缶は黒ビール」なのです!
言い切っちゃいましたけど、缶の色で中身を判断しちゃう人って多いんじゃないかと思います。「お、黒ビールの新製品か」って軽い気持ちで買ってみたら、なんと中身は高アルコール度数の新ジャンル。消費者の予想を悪い意味で裏切っちゃうことになりませんか?
以前、セブンカフェのコーヒーマシンがスタイリッシュ過ぎて分かりにくくて、テプラの注意書きが貼られまくったという話題があって、「デザインの敗北」という言葉が生まれましたが、のどごしストロングの缶は敗北以前の問題じゃなかろうか? そんな気がする今日この頃でございます。
なお、写真は2018年3月のもので、のどごしストロングはその後リニューアルされてます(ニュースリリース)。現在の缶も黒ベースの配色ですが、中身が分かるようなデザインになってます。
続いてはこちら。サントリー金麦ゴールド・ラガー、出てこいやー!(髙田延彦さんの以下略)
赤です。赤と金の組み合わせです。発売時のニュースリリースによりますと、
パッケージは、「金麦」ブランドとして初めて赤色を採用し、金メダル風のブランドロゴを缶中央に堂々と配することで“本格感”を表現しました。
なのだそうですが、赤い缶の新ジャンルといえばキリンビールの本麒麟。この缶のデザインだと、本麒麟と間違っちゃいません?
私は実際に間違いました。本麒麟を買ってきて、「やっぱウメー!」と満足して、翌朝、空き缶をマジマジと見たら‥‥これ本麒麟ちゃうやん! サントリーですやん!!
本麒麟のパッケージデザインは、ニュースリリースによれば
丁寧に造りこんだ本格的なおいしさを期待させる、正統感・品質感のあるデザイン
というコンセプトだそう。
本麒麟と比べると、金麦ゴールド・ラガーは少しくすんだ赤なのですが、それにしても似てる。注意してないと、意識してないと、間違いなく間違っちゃう (^_^;)
「いや、普通は間違わないよ! デカデカと書いてあるじゃん、金麦って!」
ええ、そうです。アタクシのうっかりでございました。金麦ゴールド・ラガーも好きな味なので、時々買わせていただいてますです、ハイ。
結論としては‥‥すべて老眼のせい、老眼が悪い!
ハズキルーペ・プリーズ! ハルク・ローガン、出てこいやー!!
うまいことプロレスつながりで、オチでーす♪(‥‥オチてないけど)
ごちそうさまでした。