五泉市の「たのしいスーパー エスマート」を、ご存じでしょうか?
通り過ぎてしまいそうな、小さなローカルなスーパーマーケットなのですが、お客さんが常にいっぱい、駐車場満杯なんですぅ。(今年、駐車場を拡張されてましたね。)
「なんばん味噌」の緑の旗?…が目印です。(今までは入ったことなくて、”なんばん味噌”のお店として認識してました。)
”たのしいスーパー♪ エスマートガイドブック”
…ガイドブックがあるスーパーなんて初めて見ました。しかも、保存版ですよ、保存しとかないとですよ。(店内で無料配布されてます。)
セレクトショップのような感覚で、お店が選りすぐった商品を、ヴィレッジヴァンガードやドン・キホーテのようなPOP広告でオススメしてくれます。
野菜・果物、豆腐や納豆、レトルト・乾物、お菓子やパン、ジュース・ワイン・日本酒など酒類の種類が豊富。
惣菜、海鮮物、ごはんのお供、ハム・ソーセージ、デザートなど多種多様な品揃えですが、1品1品推薦する理由を伝えてくれるので、宝探しロール・プレイングゲームのような、見つける楽しさがあります。
『ストーリーマーケティング』って言うんでしょうか?
その商品の誕生に至った経緯や、込めた想いに、物語を通して共感してもらう手法も感じます。
揚げたてカレーパンは、”超”揚げたてサービスってのがあって、事前に電話予約から来店時に店員さんに言えば、すぐに揚げてくれるとのこと。
過剰とも思えるサービスですが、付加価値としては最大限ですよね。
そんなことが出来るのも、店員さんのお陰と思います。店員さんが働きやすいような福利厚生の最たるものは、やはり完全週休二日制?スーパーでの導入されてるのは凄い!
スーパーって、一日の売り上げが高いし、休んでても冷蔵庫など経費掛かるし、生鮮食品はロスを発生させるので、休めば休むほどリスクしかないので普通は休まない。ましてや、スーパーの週休二日なんて聞いたことありません。
恐らく、給与にもちゃんと還元されてるのだと思います。
もうね、店員さんの朗らかさが違います。買い物して気分が良くなるスーパーと思います。
この日はバイクで行ってるのに、ついつい、こんな大きなパン買ってしまいました。(;^_^A
どうやって持って帰ろう?(笑)
こちらのお店を語る上で、『プリン事件』と言うのを無しにして語れません。
店主さんが誤って、高級プリンの誤発注したまま出張に出ていて、覚悟して帰ってきたら、なんと完売!
試食した店員さんが、来店する常連さんに「ちょっと高いけど本当に美味しいから、試しに買ってみて!」…口コミで売り切った経験が発端になったそうです。
なので、店主さんはプリンの被り物をしてメディアに露出しています。頼まれて講演もしてるようですね。
小さなローカル・スーパーの生き残り戦略。
チャールズ・ダーウィン曰く、『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。』…って言葉を体現されてるようなお店です。
造ってる製造者が楽しい、売ってる人が楽しい、買ってるお客さんが楽しい、、、たのしいの連鎖、たのしいの好循環。
”たのしいスーパー”…多くの学ぶべき点を感じます。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所: 五泉市橋田389−4