出雲崎町の国道116号沿い、「お食事処 大海」には、行ったいかい?(”行ったかい?”と、”大海”の駄洒落の類、または戯言、もしくは軽口。)
近年、臨時休業が多かったので心配してましたが、2022年の夏頃には完全復活?!な感じでした。良かったー!嬉しいー!
大海と言えば、「たら汁(季節ものですので、常にある訳ではありません。)」って看板がイメージだったお店ですが、実はとんかつ系が素晴らしいのですが、その中でも私の中ではソースかつ丼です。
まだ、新潟ではソースかつ丼ってあまり馴染みが無かった頃からメニューにあって、しかも良いお肉を使ってて本格的でした。
新潟人が「ソースかつ丼」と聞くと福島のイメージが強いかと思います。(へー、ソースか、ソースか。)
しかし、福井・群馬・長野、そして福島が「我こそは!ソースかつ丼の発祥なり!」と名乗りを挙げてますよね。(へー、ソースか、ソースか。)
甘辛い、咽せるような特濃ソース。ご飯との境界線はキャベツの千切りなので、福島スタイルなのかも知れません。
しかも、肉が良い肉が使われてて美味しいです。
頭頂部の紅生姜がアクセント。
新潟はタレカツと言う醤油ダレにくぐらせた、「タレかつ丼」なので少し系統が違いますが、「卵とじでない、かつ丼」と言う意味では少し親近感を持ちます。
漬物。
味噌汁。
●福島のソースかつ丼の元祖は、昭和5(1930)年、会津の「ソースカツ丼」の元祖!「若松食堂」が創業。キャベツの千切りを敷くことを考えたのは福島(会津)と言われてます。その後、ソース煮込みタイプのお店もあるそうです。
●長野の駒ヶ根のソースかつ丼の元祖は、昭和3年創業の「きらく」はカツライスよりヒントを得て独自に工夫したソースを浸した「ソースかつ丼」を、信州伊那谷 駒ヶ根駅前において提供したのが始まりとのこと。
●群馬県、桐生のソースかつ丼の元祖は、1926年(大正15年・昭和元年)創業の「志多美屋」と言われ、ルーツはうなぎのタレとウスターソースを合わせたタレだったそうです。
●福井のソースかつ丼の元祖、そして全てのソースかつ丼の元祖と言われているのが早稲田大学前で開業し、現在は福井県にある洋食店「ヨーロッパ軒」とされてる説が有力のようです。
ヨーロッパ軒はドイツでの6年間の料理修行から帰ってきた同県出身の高畠増太郎氏が、1913(大正2)年11月28日、現在の新宿区早稲田鶴巻町にある早稲田大学120号館(早稲田実業学校中等部・高等部跡地)付近で創業しました。同年に開催された料理発表会で「ソースカツ丼」を披露したそうです。
その後、同店は福井に移ったが、未だ都内ではソースカツ丼発祥の早稲田にちなんだ「ワセカツ丼」が人気だなのだそうです。
ちなみに、「卵とじカツ丼」も早稲田がルーツとのこと。
卵とじカツ丼発祥の店といわれるのが、早稲田キャンパス付近の馬場下町交差点にある江戸時代から続くと言われる老舗そば屋「三朝庵」と言われてます。
「へー、ソースか、ソースか。」
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:出雲崎町川西1133-1