加茂の「京家」。
ええ、横浜家系のお店ですね。‥‥違いますね、お菓子屋さんですね \(^o^)/
和菓子も洋菓子もやってますが、「かりんとう饅頭 鬼の金棒」が美味しくて好き。
「鬼に」じゃなくて「鬼の」です。比較対象がなくてアレですが、片手で握れる大きさ。包み紙のキャラクターもかわいらしい。
Wikipediaで調べてみますと、「かりんとう饅頭」とは、
黒糖を練り込んだ生地で甘さ控えめのこしあんを包んだ饅頭を、油で揚げることで作られる。揚げることで表面がカリッとした食感でかりんとうの風味に似ることが特徴である。
だそうです。
京家のも皮はカリカリで固いです。この感触にこの色は、まさに「鬼の金棒」って感じ。ゴツゴツした形とネーミングがオリジナリティー。
かりんとう饅頭の元祖は、福島県田村市の「菓子工房 あくつ屋」というお店だそう。今では全国で見ますけど、饅頭を揚げちゃうって発想はやっぱ新しいようでして、発売されたのは2001年のことなのだそうです。
21世紀生まれの、新しい和菓子なんですね。しかし、どうして揚げようと思ったのか? 思いついたのが女性なら、まさしく「あげまん」っすねw
「この饅頭、あした食べるのかい?」
「いや今日や、京家!」
あ、鬼の金棒で叩かないで! これがほんとの饅頭こわい、とか? ほら、固いの意味でこわいって言うことあるでしょ? ‥‥やっぱ無理あり? えー、おあとがよろしくないようで。
ごちそうさまでした。。。
京家は、加茂駅前の本店のほか、田上や村松にもお店があります。アクセスは公式サイト「新潟・加茂 菓房処 京家」でご確認ください。最新情報はTwitterやFacebookページでどうぞ。
追記:新しい発想とか書いてしまいましたが、「饅頭を揚げたやつ=揚げまんじゅう」は古くから存在するお菓子で、羊羹で有名なとらやのサイトによると徳川家康が食べた記録もあるのだそうです(山科言経と「栗粉」・揚げ饅頭 | 菓子資料室 虎屋文庫 | 株式会社 虎屋)。
ただし、伝統的な揚げまんじゅうの生地は「外はサクサクで中がふわふわ」という場合が多いみたいです。なので、かりんとう饅頭は「カリカリ食感の生地」「かりんとうと饅頭のハイブリッド」って発想が新しい、ってことになります。すいません。
また、朝日新聞の記事「かりんとう饅頭、福島発の味」によると、元祖・あくつ屋のご主人は男性で、鈴木好亀さんという方でした。
「かりんとう饅頭」というネーミングは商標登録が認められなかったそうで、全国的に普及したのはそのせいもあるのかもですね。