三条市の本成寺中学校前と言いますか、通称「五明の踏切」と言う踏切があり、その近くにあります「栄屋食堂」。
外観写真を改めてよく見てみますと、もしかして昔は二階席もあったのかも知れないと思われる、窓上の換気扇のカバー群。
店内にはエバラの「札幌ラーメン」の暖簾がカウンターに貼られています。
エバラって味噌ラーメンの素になる業務用味噌スープ缶のやつですよね。(^^) 昔ながらの食堂では時々、このエバラの味噌スープ缶の暖簾貼ってるお店ありますね。
奇しくも、お冷のコップは、札幌=サッポロ繋がりなのか? サッポロ(ビール)の「ごぶごぶ」のグラス。
「ごぶごぶ」とは、グラスに氷をぎっしりと入れ、焼酎と水を5:5の割合で割るという飲み方で、一時サッポロが呑みメニューとして流行らせようとした飲み方。焼酎にはサッポロの「からり芋」と「和ら麦」を使ってもらおうと考えたようです。
そして、味噌らーめんと、醤油味の中華そばと迷って…そう、ごぶごぶ(五分五分)で、中華そばに決定!
こちらのお店の中華そばは、「昔ながらの」という形容詞は付けにくいほどスープ表面に溶解した背脂の如く、脂が多めに浮いており、強烈とも言える豚の香りがします。
パッとの見た目は煮干しの効いたクラシックなのですが、「ニボクラシック・ワイルド」とでも呼びたいほど野性味溢れる中華そばなのです。
ふと気づいてしまったのですが「新潟6大ラーメン」に数えられる、あの上越市妙高の「上越豚骨ラーメン」にも通じるものがあるような気がします。
スープの脂のギラギラした感じとか、上越豚骨ラーメンの代表格「オーモリラーメン」にも、ちょっとだけ似てると思いませんか?(いや、そうでもないかな)
久しく食べていませんが、糸魚川能生のあさひ楼にもちょっとだけ似てるような気もします。(いや、ぜんぜん違うような?)
上越豚骨ラーメンとの関係性は不明ですが、白濁はしてない豚感のある一杯を三条でお求めならお試しいただきたいお店。
ただ、三条市内には西大崎に「栄食堂」って、似た店名のお店もありますので、お間違えないようご注意ください。
ごちそうさまでした。。。
お店の住所:三条市五明96-1