閉店して、はや丸2年を迎えてしまう見附市の「喜多方ラーメン蔵 見附店」。思い出を語るべく2020年4月閉店前に行った最後の写真が出て参りましたので一本書かせていただきます。(お蔵入りせずに日の目をみて良かった。)
国道8号沿いに白と黒の蔵をイメージした建物が出来たのは、1990年代中頃だったと思います。何度目かのラーメン食べ歩きブーム到来でした。ブログなどはまだなく、自作ホームページの時代でした。
あれからおそらく25年くらい!! 2020年4月19日を以て閉店の報に…涙。目の前が…まっ蔵。(^^;)
実を申しますと、自分がラーメン食べ歩きを始めたきっかけは、丁度こちらのお店が開店した頃だったと思います。郊外型のラーメン専門店のチェーン化と、相反するように個人店の乱立。そこに地方の月刊誌がラーメン特集を組み、食べ歩きブームが始まったという認識です。
それまで、自分の中ではお昼にひとりでラーメン屋さんに入ってランチをするなんて習慣がなく、新潟弁で「しょうしがり」(恥ずかしがり)だった…そう、むしろ苦手でした。
そんな時に、このようなチェーン店ってのは、ひとりでも入りやすく、ラーメン食べ歩きにどんどん嵌っていくきっかけになりました。
月刊Komachiのラーメン特集を片手に、当時はまだグーグルマップなどあるはずもなく、雑誌に掲載された簡略化された小さな地図だけが頼りの宝探しゲーム、RPG感覚が純粋に楽しかった。
当時からこちらのお店は掲載されていたと思います。あの頃は私の体重も「ちょっぴり太目」くらいでしたが、食べ歩きと体重はガッチリとリンクしていきました。(^^;)
テーブルとベンチ席の隙間が(自分には)とても狭く、ここに座れないようになったら、もうラーメン食べ歩きをやめようとも思っていましたので、もしかしてだけど(もしかしてだけど)、こちらのお店がラーメン食べ歩きの始まりで、そして終わりのお店になってたのかも知れません。
直近で内外装を綺麗にリニューアルしメニューも精査されて、まだまだ頑張って続けていただけるものばかりと思ってた矢先だったのに至極残念。ラーメン食べ歩きを始めた頃のPureな気持ちになって「LAST蔵」をいただきたいと思います。
麻婆麺なんてのも面白そうだったのに、いただく機会なくorz
あ、新潟県内で現存する新潟市「蔵 けやき通り店」(公式サイト)なら、まだ食べられるのか?と思い調べてみましたが、けやき通り店のメニューには無いようです。ううう、今更ながら気になってきました。
開店当時から麺の太さは選べたように思います。大盛りが麺2玉で器も急にデカくなるのがお気に入りでしたが、メニューのリニューアルで、大盛りは麺1.5玉に変更されていたのが軽くショック。
やはり、喜多方ラーメンは太麺でしょう。もちもちでつるしこ。トロチャーシューとナルトにメンマ。開店当時から何度も変化してきましたが、さやえんどうは、ずっとこの店の特徴的なアイコンになってたと思います。
黄金色の醤油味スープは甘いのが特徴的でした。
ランチタイムのサービスライスが、当時からとても助かりました。すか~も!漬物付きだったんですよね。ラーメンライスは正義なのだ!ジャスティスなのら!
最後に、今までありがとうの気持ちを込めてスープ完飲したところ、丼底に「感謝」の文字が出てきて涙腺崩壊。感謝したいのはこちらの方でやんす。(^_-)-☆
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:見附市上新田町514-1(2020年4月に閉店されました)
現在は、改装された店舗で燕市の「磨きの町のラーメン屋 味我駆」が営む姉妹店「ラーメン弐豚(にとん)」として、二郎系の行列の出来るお店となっています。