2018年4月、ずっと気になっていた「味一食堂」へ。
場所を勘違いしてて一向に辿りつけなかったのですが、葵中学校の近くでした。「えー! ここだったんだぁ~!」という感じ。
ひとりナットク、遅咲きのサクラサク。入口左には、食品サンプルが並ぶ作り付けのケース。
上段に飾られた招き猫と造花。あふれる昭和感。
中段には、餃子、カツ丼、チャーハン、カレーライス。下段には、ラーメンと‥‥なんでしょう? 五目そばかタンメン? あとトンカツと焼そば。
中華中心だけどカツやカレーもある、いわゆる「町中華」のお店です。
でも、入口が蕎麦屋チックな雰囲気の味一食堂には、町中華より「まち食堂」がピッタリ! ‥‥ええ、今作った言葉ですけど何か問題でも? (^_^;)
メニューは豊富ですが、お初ですし、アタクシの心は決まっておりました。まずは「中華そば」なのであります! テテーン!!
もうね、写真を見ただけで美味しさが伝わるかと思います。
なみなみスープに、でかいチャーシュー。海苔、メンマ、青ネギ。あと、隠れて見えないけどナルト。
店名どおりの味一番。想像以上に、評判以上に、良き中華そば。これは素晴らしい、素晴らしいですぞ! ユキヒ☆カンゲキ!!
ちゃんと場所を調べて、もっと早く行くべきでした。海より深く反省。
そんな味一食堂ですが、実はこの後しばらく休業していたのです。心配しましたが、2019年夏に復活・営業再開したようで、よかったです。
でも、同じく加茂の長谷銀食堂は閉店してしまいました。残念でなりません。
お店の継承は、昨今のまち食堂にとって重要な課題です。
少子高齢化と人口減少が加速してる現代では、業種に関係なく中小企業は同じ悩みを抱えてるのかもしれません。事業継承ってやつです。
でも、まち食堂の場合、閉店は単に寂しいというだけに留まらない。「地域の文化の崩壊」だと思います。
ここはひとつ、お店の継承に公的な支援をお願いできないものでしょうかねぇ~? バラマキ型の補助金ではなくて、福楽本店の記事で書いたような、血縁に頼らない跡目探し・マッチングのお手伝いみたいなやつを。
でも、民間企業の経営に行政が介入しちゃうのはあまりよろしくないのでしょうか? 商工会議所や商工会が主体になるとか? すでに取り組んでるところもありそうですね。
とか言ってる間にも、まち食堂はどんどん閉店していきます。味の承継・情熱の継承は、待ったなしの急務なのです。
‥‥な~んて真面目に考えてしまう今日この頃。皆さん、「このお店に行きたい」と思ったら、躊躇せず行きましょう!
ごちそうさまでした。。。。。
お店の住所:加茂市松坂町11-6
追記:加茂市ではないのですが、「燕三条地区事業承継支援ネットワーク」というのがあるそうです(Google検索)。三條信用組合・協栄信用組合・新潟大栄信用組合が中心となって発足したそうで、燕や三条で後継者をお探しの方は各信組に相談してみるとよいかもしれません。