見附市の住宅街に隠れるように建つ、「食堂ゆかり」。昭和の映画館に掲げられてた手書きの看板のようなデザインが入口を飾ります。
店内も映画のセットのような古き良き昭和レトロな雰囲気。「床が傾いてるお店は美味しいお店」説を唱えておりますが、まさしくこちらのお店も床が少し斜めになっています。
単に地盤沈下などで床が勾配になってしまったと言うより、店内も水掃き掃除など出来るように、水勾配を考えて玄関に向かって勾配を取られてるのではないか?と建築屋としては想像しています。
ラーメンなどの汁ものの丼をテーブルに置くと、スープが斜めになることで、その勾配具合がよくわかります。水準器なんて道具もあるくらい水は傾きに正直なんです。
半チャン・ラーメンのセットものにしました。半チャンとは、半盛りのチャーハンに、一人前のラーメン(醤油)が付きます。
未確認ですが、もしかするとラーメンは塩や味噌ラーメンなどに、割り増しで変更可能なのかも知れません。個人的にはこちらのお店は柚子が香る透明スープが美しい塩ラーメンがいち推しです。
醤油も透明感あります。上品で、べっぴんさんなラーメン。こういうラーメンに安心するお年頃。古き良き食堂のラーメン大好き。
半チャンこと、半チャーハンも美味。素朴でいいな、いいな。昭和映画ふうの看板を見ながらいただく、昭和なお味です。
昭和映画と言えば、最近はBSテレ東の『土曜は寅さん 4Kでらっくす』を観るのが楽しみなのですが、4Kリマスターの寅さん、最高ッス。物語だけでなく当時のまだ舗装されていない地方都市や、防波堤のない海岸線、煙もくもくの機関車、ボンネットバスなども歴史的に貴重な映像と思います。
英国映画の007シリーズもスパイ映画の要素以外にも、外国の観光地などを楽しむという側面があると思うのですが、寅さんも日本の007映画のような楽しみ方もあるような気がします。
職業的には真逆な感じですけど。(;^_^A
『男はつらいよ』と言うより、半チャン・ラーメンをいただきますと満腹になり過ぎて、映画のタイトルをつけるとしたら、『腹はつらいよ 寅次郎満腹篇』ってのは、いかがでしょう?…な~んてな。
ごちそうさまでした。。。。
お店の住所:見附市本町2-7-20